いくつ読める?鳥取難読地名テスト!(小笠原拓)
公開日:2017年6月13日


えっ?何て読むの???

地名が気になりすぎて…

以前も何度か書いたと思うけど、このサイトを始めてから、地名がやたらと気になってしまう。これまでにも、鳥取にある別の土地の有名な地名や、別の土地にある鳥取にちなんだ地名(その①その②その③)なんかを取り上げてきた。

そうこうしているうち、鳥取にある地名のなかで、かなり珍しい読み方をするものなんかにも目がいくようになってきた。そういえば鳥取にきたばかりの頃は、「えっ、一体これって何て読むの?」と、しょっちゅう驚いていたんだっけ。

せっかくなので、とりあえず身近なところで、少なくとも県外の方々には(もしかしたら県内の人でも?)あまり馴染みのない、ちょっとびっくりするような読み方をする地名を漢字テスト形式で紹介してみたい。

さあ、あなたはいくつ読めるだろうか?(解答は記事の最後にまとめて掲載します。)


まずは初級編から

という訳で、第1問。冒頭に掲げた写真である。関西方面から鳥取を訪れる場合に多くの人が乗車する「特急スーパーはくと」の停車駅である。大阪から鳥取に向かう場合、鳥取の一つ前の駅なので、スーパーはくとに乗って鳥取に来たことがある方は、必ず目にしたことがあると思う。

郡家
第1問。この駅名を見ると、「そろそろ鳥取が近いな〜」と思います。

ポイントは「郡」という文字をどう読むか?もちろん「ぐん」とは読まない。(だったら問題にしない)福島県にある、この文字を使った有名な市の名前が思い浮かんだ人は読めるかもしれない。

もちろん、県内の人は分かったと思うのですが、どうだろうか?ちょっとずつ、難しくしていこう。

では早速、第2問


第2問。鳥大生にはおなじみ、イオン鳥取北店のすぐそばの地名です。

これも当然ながら、「ばんとう」とは読まない。ただ、これはコンピュータの漢字変換機能でも普通に出てくる読みなので、難なく読める人も多いかもしれない。「稲」にまつわる言葉がヒントである。

では続いて第3問。こちらはどうだろうか?

千代水
第3問。ちょっと混乱させられる地名です。

実は、この地名については、鳥取に来たばかりの頃、ちょっと混乱させられた思い出があある。というのも、この地名のすぐ近くに、鳥取大学のある湖山地区と鳥取市の中心市街地をちょうど二つに分けるような形で流れている「千代川」(せんだいがわ)という川が流れているからである。

当然、「千代川」を「せんだいがわ」と読ませるのだから、「千代水」は「せんだいみず」か「せんだいすい」だろうと思うだろう。しかし、そうではないのだ!近くにあるからといって、同じような読み方になるとは限らない。地名にはそんな不思議さもある。

では、第4問へ。これで初級編は最後である。

八束水
第4問、前問に引き続き「水」がつく地名。

鳥取から米子へ向かう国道9号線沿いにも、様々な地名があるが、この地名はかなり鳥取寄りにある難読地名である。ちなみに、私のスマホにあるGoogleマップでナビゲーションを使っていると、私のGoogle君はいつも、この地名を「はったばみず」と読む。Google君にも読めない漢字があるのだ。

Google君には読めないかもしれないが、人間にはそう難しくないかもしれない。特に第3問が分かったならば、「水」の読み方は両方とも同じなので、なんとなく検討がつくだろう。

という訳で、初級編はここまで。果たしていくつ読めただろうか?この後も、さらに難しい読み方の地名を出していくので、頑張ってついて来て欲しい。

(頑張れ!解答は次のページの最後にあるぞ!!)


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