自然は先生〜川で学ぶ〜(アシスタントX)
公開日:2016年8月20日


学びます!!

鳥取の観光地と言えば、鳥取市の砂丘(参考記事)、西伯郡の大山、境港市の水木しげるロードといったあたりが有名だろうか。

いわゆる観光名所に魅力があるのはもちろんだけれど、全国的には知名度の高くない場所であっても、楽しむことは当然できる。 

今回は、鳥取市内で手軽に体験できる川遊びをしたのでご報告したい。手軽と言っても、ただ川辺で水遊びをしたわけではない。カヌーに乗ったのだ。

 

まさかのランクイン


個人的には大好きな場所

 先日、「旅行でガッカリした都道府県ランキング」という記事がインターネットで紹介されていた。この調査結果によれば、1位は沖縄県、2位は北海道、3位は鳥取県だという。え?鳥取??

せっかく鳥取に足を運んでくださった観光客の方々をガッカリさせてしまったのであれば申し訳なく思う。真摯に受け止めたい。

しかし、鳥取県民まで一緒になっていつまでもガッカリしている訳にはいかない。これってポジティブに捉えるならば、沖縄県や北海道に肩を並べるくらい観光地としての鳥取に期待をしてくださっているということではないか。(やや強引か)

 有名な観光地ではないけれど、鳥取の良さである自然を活かした遊び場を紹介したい。


用瀬町はいかがでしょうか?


用瀬で毎年春に行われる「流しびな」行事の様子

用瀬町は2004年に鳥取市に編入合併した自然豊かな町で、流しびな(コチラを参照)の舞台であり、さじアストロパークがある佐治町(コチラを参照)に隣接している。

今回川遊び体験をしたカヌー水辺公園は、用瀬町運動公園の一角にある。この運動公園は野球場やテニスコートを有し、本格的にスポーツをすることができる。さらに園内には子ども向けの遊具を備えた広場があり、185メートルのローラー滑り台を楽しむこともできる。


山道みたいですが、この反対側は河原です

鳥取市街地から車で走ること約30分、カヌー水辺公園に到着した。


いよいよ、川へ

今回の川遊びは、鳥取森のようちえん「風りんりん」(http://furinrin.com/)の企画によるもので、園児でなくても参加のできる「おさんぽ会」のイベントだった。受付と支払い(体験代や傷害保険代)を済ませ、早速川へと向かう。


まずは川の様子を伺う

「川」というのは、八頭郡智頭町が源流の千代川である。用瀬町は中流域で、ほぼ国道53号線に沿って北へ流れており、日本海へ注いでいる。用瀬町付近は源流が比較的近いこともあるのだろう、かなり澄んでいる。

この日の最高気温は33度。よく晴れており、絶好の川遊び日和となる予感。(この予感は外れます)

インストラクターの方からカヌーの乗り方、オールの使い方などを教えていただく。準備体操をして、お借りしたライフジャケットも身につけカヌーに乗り込む。


「船頭多くして船山に登る」感も否めない

いざ川へ出て漕いでみると、流れの早い場所でのコントロールは難しいものの、どうにか進む事ができる。コツをつかめば方向転換などもスムーズに出来るようになった。不安定な乗り物だと身構えていたけれど、体を乗り出したりしなければ基本的には転覆することもないそうだ。

 

飛びます


ボートで水深のある場所へ向かう

飛び込みができるというので、カヌーを下りてボートに乗せてもらう。水深のある場所へ着くと、ボートから岩場へ移る。


せーので…


飛び込む!

岩の上で列になり、次々と川へ飛び込む。最初は躊躇していた子も、一度飛び込んでしまえばその後は順番も待ちきれない様子。

私は飛び込む勇気が出なかったためボートで待機していたけれど、大人の飛び込みは飛距離もあり、さらなる迫力だった。


 1 2 次へ》

 © 小笠原 拓 2015