今年のゼミ生はなぜ書けるのか?

サイトを見て頂いている方はお気づきかもしれないが、最近、サイトの更新頻度が上がっている。具体的には1週間に2本のペースで新しい記事をUPしている。実は現在ストックが10本ほど溜まっていて、少なくとも6月の半ばぐらいまでは、このペースで更新が可能な状況になっている。

これは一重に、今年のゼミの3年生が、どんどんと記事を量産してくれているからである。第2回目のゼミから記事のネタを一人1本ずつ提供してくれて、それが3週間続くということになり、しかもすぐさま記事にして送ってくれるのである。

記事の内容としてもバラエティに富んだものとなっており、ゼミ生それぞれの個性や特徴が垣間見えるものになっている。それぞれの記事の企画のレベルも高く、教員が期待している通りの「楽しむこと」や「ふざけること」が記事の中でできているように思う。

これまでの経験でもこれほどのペースで記事が書けた学年はなく、正直驚いている。今後の推移も見ていく必要はあるが、なぜこれほどまでに書けるのか、その内実がわかれば、「書くこと」指導の重要な知見になるのではないかとすら、感じている。

一つ思い当たるのは、一回目のゼミで、私が書いた「ふざけた記事」をいろいろと見てもらって、笑ってもらうことができたということがある。私が参考にしているデイリーポータルZの記事なども見せたが、どれも一定以上に「ふざけた」記事であり、それを学生たちは好意的に受け止めている印象であった。そのあたりが、学生たちの創作意欲の高まりに寄与したのかもしれない。

いずれにせよ、サイトの更新頻度が上がることは大変喜ばしいことである。できれば、この調子で、更新頻度の記録を更新して(何だかよく分からない表現になったが)、サイトがより充実したものになれば嬉しい限りである。今後も学生たちの創作意欲を高められるよう、私も努力していきたい。


 © 小笠原 拓 2015