手作りマスクの作り方(型紙付き)

マスク問題が、冗談では済まない状況になってきた感じである。10日ほど前に、「手作りマスクに合う素材選手権!」という記事をUPしたが、ウイルスの感染者数などの数値自体が、凄まじい勢いで上昇している。

記事を書いた時は、暗い話ばかりなので、ちょっとは明るい感じで対応したいという思いだったが、そうも言ってられなくなってきたかもしれない。このブログを見ている皆さんの健康を心からお祈りする次第である。

手作りマスクについては、職場などでも大抵好評で、手作りであることを告げると(お世辞もあるとは思うが)驚かれたり、褒められたりするので、最近は毎日着用している。せっかくなので、もう少しだけ作り方を詳しく書いておきたい。

①型紙に合わせて素材を切る。
型紙の元のデザインは、市販品のパッケージを参考にして作った。ただ、作っていく過程で、切り取りや貼り合わせがしやすいように、形を単純化している。
なお、耳の部分の穴は、コンパスカッター(ホームセンターで数百円で売られている)を使って切っているが、形にこだわらなければ、ハサミでも切れると思う。

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②口の部分を貼り合わせる。
口の部分を貼り合わせる方法も色々あると思うが、私の場合は、裾上げなどに用いるアイロンテープを使っている。マスク作りを行う上で「縫う」というのはハードルが高いので、なるべく避けたかったのがその理由である(我が家にはミシンはないということもある)。薄い素材であれば、写真にあるように、顔の真ん中の部分と上下の部分に分けてアイロンテープを貼り、貼り合わせると上手に貼れる。但し、厚い素材であれば、全ての辺にそれぞれ貼った方が良いと思う。

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③裏返して完成。
裏返して形を整えればマスクとしては完成である。裏返した時に形が整いにくい場合は、貼り合わせたのりしろの部分を少し切るなどして、形を整えて欲しい。また鼻の上の部分ののりしろが、裏返すと少し表に出てしまうことがあるので、この場合は、表に出ているところだけを切ってしまうと良い。

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アイロンテープによる接着は、一種の消毒にもなるのでマスクとしてはいいのかもしれない。ちなみに、アイロン台が汚れているのは、これまでにいろんな素材を接着した過程でついた汚れなので、ご容赦頂きたい。なお、マスクを作る素材については、元記事を参考にして欲しい。

一応、私が作った型紙のリンクを下に掲げておくので、もし興味のある方はダウンロードして下さい。大変な状況ではありますが、皆様一緒に頑張りましょう。

◯型紙(男性用・解説付き)

◯型紙(女性用・稍小さめ)


 © 小笠原 拓 2015