立ち寄り温泉巡りでダイエットは可能か?(小笠原拓)
公開日:2017年2月28日


さすがにこれはちょっとマズイ…(十の位は秘密ということで…)

最近、不規則な生活を送っているせいか、ちょっと太ってきたような気がする。気がするというか、完全に太っている。このままではマズイ。しかし、この歳でダイエットは難しい。特に運動が苦しい。

普段、運動をしていない人間が、簡単に痩せるにはどうすれば良いか?色々考えた末に浮かんだのが、「温泉に入って痩せる」だ。これなら激しい運動をする必要はないので、この歳でも何とかなりそうだ。

幸い鳥取には多くの温泉があり、そこには大抵の場合、気軽に入れる立ち寄り温泉施設が存在する。週末の3日間、立ち寄り温泉巡りでどれだけ痩せられるか、検証してみることにした。


「プレミアム・フライデー」に温泉へ

この企画をやろうと思い立ったのが、2月24日の金曜日。世間は「プレミアム・フライデー」とやらで、早めに仕事を終えることが奨励されていたらしいのだが、少なくとも勤務先の大学で、そんな話は一つも出ていなかった。私が知らなかっただけだろうか?

別に狙った訳でもないし(単に今月中に何とか記事を1本書きたかっただけである)、仕事を終えたのも6時を過ぎてたけど、何となく世間の波に乗っているような企画になっているのは、いいのか悪いのか分からない。とにかく、まずは近場の吉岡温泉を目指す。


大学からに車で20分ほどのところにある「吉岡温泉館」。

吉岡温泉は、三朝温泉や皆生温泉などと比べれば小規模な温泉街だが、大学にも近く、静かで心落ちつく雰囲気がある温泉街である。そして、この「吉岡温泉館」は、何と200円で温泉に入ることができる。

さすがに200円なので、施設は簡素なものである。銭湯としてみても、少し狭目の大浴場である。しかし、すでに先客が数名おり、体を洗っているうちにさらにお客が入ってくる。若者もいれば、お年寄りもいて、簡素なつくりに反して、かなりの盛況ぶりだ。

で、体を洗い湯船に浸かってみると相当に熱い。温泉て、こんなに熱いの?事前に調べたあるサイトの情報で「鳥取で一番熱い温泉」と書いていたのを見た気がするけど、あながち嘘ではないかもしれない。ある意味、ダイエット効果はありそうだが…

湯船の熱さに耐えつつ、何度か出入りを繰り返し、小一時間ほどで外に出た。何となく、効果はあるかもしれない気がしてきたぞ。

この後、すぐそばにある「パーラー株湯」という最近できたカフェで夕食を食べようとしていたら、地元のおじさんに声をかけれられて、2時間近く話し込んでしまった。ここについても、またいつか記事にしてみたいが、とりあえず今日のところは、次の温泉に向かおう。


温泉施設ってこんなに流行ってんの?

次に向かったのが、「鳥取ぽかぽか温泉」。数年前にできた街中にある温泉施設である。前々から行きたいなと思いつつ、何となく行く機会を逸していたのだ。


完全に夜になってしまった…暗闇に光る「ゆ」の文字。

入浴料は、先ほどに比べればちょっとお高い700円。とはいえ、金曜日の夜10時でも、多くの人々が訪れていて、人気ぶりに驚かされた。

新しい施設なので、それなりに流行っているとは思っていたのだが、想像以上の盛況ぶりだ。温泉以外にもマッサージや食事処などいろいろなコーナーもあり、相当楽しめる施設になっている。

とりあえず温泉に入ってみると、中にはサウナあり、露天風呂あり、様々なタイプの浴槽もあって、全て入るだけでも、結構な時間がかかりそうだ。ダイエット効果を狙って大浴場→露天風呂→サウナを2回ループし、十分に汗を流した。

正直なことを言うと、あまりの盛況ぶりに、知っている学生に会わないか、ちょっとドキドキした。まぁ、会ったところで、何が困るという訳ではないけれど。

と、こんな感じで1日目は終了。ダイエット効果を祈るばかりである。


入試終わりに温泉へ

次の日は、土曜日にもかかわらず、午前中に入試があり、その監督をするために出勤しなければならなかった。なので、仕事終わりに温泉ということで、自宅に一旦戻って、近くの温泉施設に向かった。


実はここも自宅から車で10分ほど「みさき屋ともの湯」。

この「みさき屋ともの湯」は、関西方面に車で向かう際、道路越しに見える看板が何となく気になっていた場所である。とはいえ、こんなに近くにあるとは思わなかった。

看板は古く、場所もひっそりとしたところにあり、「温泉」っぽさは全くない。昨日の「ぽかぽか温泉」のような新しさもなく、正直、やっているのかな?という感じすらある。しかし、駐車場には車が一杯だ。

入ってみると、値段はサウナ込みで380円と激安。さすがに綺麗な施設とは言い難いが、地元の住民に愛されている感じで、みんなのんびりと過ごしている。

お風呂も全て天然温泉で、ちょうど良い湯加減。41度、42度、44度と3種類の温度の浴槽があったが、どれもそれほど熱いという感じではなかった。施設としてはこじんまりしてるが、お風呂としては十分な大きさ。しかも温泉である。

施設内では150円でラーメン、うどん、そばが売られていたが、私が見ているときは誰も食べていなかった。お腹が空いていたので、どうしようか迷ったが、もうちょっとちゃんとした食事が食べたい気分だったので、飲むヨーグルトを一本飲んで、次の温泉施設に向かうことにした。


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