先に身体を壊す

Twitterをチェックしてくれている人は気がついているかもしれないが、最近、ちょっと体調を崩した。

39度以上の熱が出て、「これは今年2度目のインフルエンザか?」と思っていたら、何と蓄膿(副鼻腔炎)によるものと判明。30年ぶりぐらいに耳鼻科に行くことになった。

思わぬ病名にかなりショックを受けたが、一方で良いこともあった。最初に私の病気を知った同僚の方が、かなり「大変だ」的なニュアンスで伝えてくれたらしく、周囲の方々がすごく気を使ってくれるのだ。

正直、最近の仕事のスケジュールがちょっと異常な状況だったこともあって、この優しさはかなり心にしみた。同時に気がついたのは、どうも昔から自分には、「しんどいな」とストレスを感じた時に、いち早く身体を壊す傾向があるということだ。

多分、今の世の中、仕事の悩みを抱えていない人なんていないのかもしれないが、そんな時、あまりに考え込んでしまって、いわゆる「心が病んだ」状態になるのが、一番よくないのではないかと思う。

むしろ、派手に数日寝込んで周囲から同情を買うぐらいが、ストレス社会をやり過ごすには、うまい戦略なのかもしれない。(いや、本当に熱はあったんですよ。)


 © 小笠原 拓 2015