はじめに
「中林さんがライブがあるというなら、私もコンサートが今週ありますよ。」とゼミ生の戸田さんに指摘された。6月15日に「第50回鳥取市民音楽祭」というコンサートがあり、戸田さんが所属するマンドリンクラブも参加するとのことだった。ライブだけ行って、コンサートには行かないという訳にもいかないので、これも教育の一環ということで行ってみることにした。
「割と人がいる」からの「市長の祝辞」
まず驚いたのは、会場に行ってみると、普段はほとんど人がいない「とりぎん文化会館」(ゴメンナサイ🙇)に結構人がいるということである。出演者らしき人もいて、ちょっと華やいだ雰囲気があった。

写真では分かりにくいが結構人がいる。

とはいえ、梨花ホールの前の方に座ると観客はまばらに見える(みんな後ろに座ってた。)
とはいえ、梨花ホール(大ホール)の中に入ると、さすがに大観衆といった感じではなく、観客は5割程度という感じであった。(あくまで私の印象です。)私は比較的前の方に座ったので、そこから撮る写真ではかなり観客がまばらという感じになってしまったが、後ろにはもう少し観客がいたように思う。
印象的だったのは、市長がわざわざ出てきて、祝辞を述べたことである。ちゃんと行政にも支えられていて、歴史のあるイベントなんだなという感じがした。
戸田さんはマンドリンクラブの代表者

プログラムを開いて戸田さんが代表者であることを知る。
プログラムを開いてみてふと気づいたのは、ゼミ生の戸田さんが鳥取大学マンドリンクラブの代表者になっているということだった。ゼミでは、SNSの「中の人」をやっているとは聞いていたが、代表者だったとは…普段を知る教員としては、学生の意外な一面を改めて知ることになった。

最初の鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団の演奏が始まる。(奥の方に戸田さんを確認する。)
しばらくすると、トップバッターの鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団の演奏が始まった。事前に戸田さんから聞いていたのだが、こちらにもコントラバスとして出演するということだった。奥の方ではあったが、戸田さんの雄姿を確認することが出来た。ただ、角度的に写真は小さなものしか撮れなかった。
踊るコーラス隊」が印象的
続いては、3組続けてコーラス隊が続いた。コーラス隊の中心はいずれも女性たちであり、鳥取の女性の力強さを印象付けていた。知ってる曲も知らない曲もあったが、出演者たちが心から音楽を楽しんでいるというのは、見ているこちら側にも伝わってきた。

次は妙齢の女性たちのコーラス。衣装がカッコイイ。

次のグループは歌うだけでなく踊ってた。あと指揮者の動きがカッコよかった。
特に印象的だったのは、「ムジークテアタ― TOTTORI」というグループで、最初は普通に歌っていたが、最後には、郷ひろみの「二億四千万の瞳」を踊りながら歌っていたことだ。スタイルと姿勢のいい指揮者の人もノリノリで指揮をしており、この間みたライブを彷彿とさせるカッコよさがあった。

女性コーラスグループ。「シャボン玉」をアレンジして歌ってた。
いよいよマンドリンクラブが登場!
4番目に登場したのが、お目当ての鳥取大学マンドリンクラブである。代表である戸田さんが、今度は舞台の向かって右側に陣取っていた。こちらからなら写真がうまく撮れそうである。

いよいよマンドリンクラブが登場。(右奥に戸田さんがいます。)

私のスマホカメラの限界の拡大で戸田さん(右奥)をアップに!
せっかくなので、私のスマホカメラを限界まで拡大して、戸田さんの雄姿をアップで撮ってみた。戸田さんは小柄なので、コントラバスの大きさがひときわ目立つ。あと、マンドリンの軽やかな演奏のなかで、コントラバスは結構存在感のある音を響かせているということにも気づかされた。

他の団員の皆さんも真剣に演奏する。

1曲目は「銀河鉄道999」(知ってる曲)。2曲目はちょっと知らない曲でした。
マンドリンクラブは2曲を演奏した。2曲のうち1曲は「銀河鉄道999」の映画主題歌で、懐かしい気持ちになった。(リアルタイムで映画を見に行きました。)戸田さんたちにとっては、知ってるとしてもエグザイルのバージョンなんだろうな~と思いながら、年齢差を感じたりしつつ、素敵な演奏を聴くことができた。
女性コーラスから手話コーラス、ジュニアオーケストラまで
マンドリンクラブの演奏が終わると、また女性コーラスグループが続いた。どの女性コーラスグループにも言えることだが、衣装がきらびやかで、いかにも「晴れ舞台」に出る姿という感じがした。それにしても鳥取の女性たちは歌が好きなんだな~と改めて感じた。

またもや女性コーラス。木村カエラの「Butterfly」が印象的だった。

こちらの女性コーラスはキラキラの衣装。昭和の懐メロを熱唱。

こちらは手話コーラス。2曲とも知ってる曲だった。
あと特に印象的だったのは、手話コーラスというサークルの姿だった。手話コーラスというのは初めて見たので、ちょっと驚いたが、歌に合わせて手話を行う姿は、何かコミュニケーションの本質のようなものを感じさせるものだった。

最後は鳥取ジュニアオーケストラ。中央の女の子たちがホントにジュニアって感じで微笑ましい。
最後に鳥取ジュニアオーケストラの演奏があった。小学生から高校生までがメンバーに入っているようであったが、特に小学生の子どもたちが小さな楽器をもって一生懸命演奏している姿は凄く微笑ましかった。将来、鳥取の音楽シーンを引っ張っていく存在になるのかもしれないと思ったりもした。
おわりに
結局、戸田さんたちが参加した第一部だけを見て帰った。(前日が学会で広島から帰ってきたばかりということもあり、第三部まで見られる体力ではなかった。)ただ、プログラムを見ても、これだけ(26グループ)もたくさんの音楽サークルが鳥取にあることに驚かされた。
地域を知るという上では、こういったサークルの存在を知り、またその活動の実態などについて考えたり調べたりすることも、大事なことなのではないかなと感じたりした。
以前の記事でも書いたように、私には楽器が弾けないことにたいする根深いコンプレックスがあるが、歌についてもあまり得意とはいえないので、楽しそうにうたっている人たちがちょっと羨ましかったりもした。せっかくなので、今度、密かに一人カラオケにでも挑戦してみようかなと思う。
なお「鳥取市民音楽祭」におけるマンドリンクラブの活動については、次の記事でもUPされるので、是非とも、そちらも読んで欲しい。
