仕事を減らす

どんな仕事でもそうなのかもしれないが、仕事を減らすというのはとても難しい。上手くいっていることは、なかなか止めることができないし、上手くいっていないことは、やはり修正をして立て直そうとするので止められない。

さらに最近は、新しい取り組みをしていないと、何もしていないかのような評価を周囲から受けてしまうようなので、無理にでも新しい仕事に取り掛からざるを得ない。それで結局、さらに仕事が増えてしまう。

どう考えても馬鹿げていると思うのだが、実際の世の中は、意外とそんなものではないかと思う。若い頃はそういう大人や世の中を「変だなぁ」と思って眺めていたけど、結構自分もそのスパイラルに嵌ってしまっていることに気づく。

解決策はなかなか見つからないけど、とりあえず、やりたいことを優先する意識は必要かと思う。それで人に嫌われたとしても、仕方がない。そのままでも、やっぱり誰かに嫌われるのだ。

「嫌われる勇気」ってそういうことかなと思って書いたみたけど、実際にその本を読んでないので何とも言えない。


 © 小笠原 拓 2015