作ってもらった感

最近、月に1回か2回ほどのペースで通っているお店がある。おそらく古民家を移築・改装してつくったと思われる喫茶店で、何となく人の家にお邪魔させてもらったような雰囲気が漂うお店だ。

そこでは、大抵の場合、「日替わりランチ」と食後のコーヒーを頼むのだが、この「日替わりランチ」がとくにお気に入りだ。

「日替わり」なので、メニューがいつも決まっている訳ではなく、味も色々と変化がある。大抵は古代米入りのライスに肉系の炒め物、野菜系の煮物、サラダ、デザートという感じで、それがワンプレートに収まっている。

で、何が気に入っているのかというと、何となく「作ってもらった感」があるというところだ。別に私のために作ってくれた訳ではないということは分かっているのだが、何となくそういう雰囲気が感じられる。それが嬉しい。

学生にあまり知られたくないので、お店の場所は内緒ということで…


 © 小笠原 拓 2015