リア充でなくていい

記事を書いてもらう時、学生たちによく話しているのは、「リア充じゃなくていい」ということだ。もちろん、リア充が駄目ということではないのだが、それは記事を書く条件ではないと思っている。

むしろ、リア充でない記事の方が読み手を救ってくれるような気がする。「〜へ行ってきた」「〜をやってみた」の後に「一人で」という言葉が入るだけで、「なんか一人でバカバカしいことやっているな〜」という微笑ましい印象を与えることがある。

人は文章に向かう時、いつも機嫌が良いとは限らない。むしろ寂しかったり、不満だったり、イライラしたりしているときにこそ、ある種の癒しとしてネットのちょっとした文章を読んだりすることが多い。そんな時、他人が楽しそうにしている様子を見せられるのは、あまり良い気持ちがしないかもしれない。

だから、学生たちには、「リア充でない」記事をどんどん恐れずに書いて欲しい。結果として、それは読み手だけでなく、自分自身の生活も「充実」させることにつながると思う。

まぁ、一人で「非海鮮丼」を作ることほどリア充から遠い作業もないと思うが…


 © 小笠原 拓 2015