誕生!鳥取カレーふりかけ(小笠原拓)
公開日:2016年6月30日


こんなふりかけがあるのであれば…

100円ショップで見た衝撃のふりかけ

先日、いつものように?100円ショップをウロウロしていると、思いがけず上記のようなブツに遭遇して、大いに驚いてしまった。こんなものがふりかけになっているのか…

やきとりやカレーは、まあ100歩譲って認めるとして(?)、ポテトチップスまで…。私が知らなかっただけなのかもしれないが、スーパーではあまり見かけないような気がする。

とはいえ、これらのふりかけを見て思いついてしまった。そう、ポテチがふりかけになるなら、私でも鳥取オリジナルふりかけができるということに…


鳥取オリジナルふりかけの材料は…

少し前のブログで、「ごはんのとも」について気になっていることを書いたのだが、もっとも身近な「ごはんのとも」と言えば、やっぱりふりかけだろう。

後で述べるように、鳥取の名産品売り場にも色々と美味しそうなふりかけが並んでいる。

しかし、先ほどのふりかけたち、なかでもポテトチップのふりかけを見て、鳥取名物のお菓子を使えば、自分でも、美味しいふりかけが簡単にできるのではと閃いたのだ。


という訳で、こんなのを買ってきた。

どうせなら、「カニせんべい」とか「のどぐろチップス」とかを買ってきた方が、鳥取らしいのではという声が各方面から聞こえてきそうだが、ちょっと待ってほしい。カニやのどぐろについては、既にちゃんとしたふりかけがあるのだ。

「カレーふりかけ」も冒頭の写真にある「自由軒の名物カレーふりかけ」と被っているじゃないか!という意見もあるとは思うが、カレーにも色々あるということで、目をつぶっていただけるとありがたい。

さらに、カレーせんべいだけでは味がちょっと単純すぎるかなと考えて、らっきょうせんべいも加えた。カレーとらっきょう、まさに鳥取らしさを表現する最強の組み合わせである。


さらに秘密兵器はコレ!

二つのせんべいは、鳥取県的には最強の組み合わせではあるものの、あくまでお菓子なので、味のパンチ不足が懸念される。という訳で、「鳥取カレーの素」を秘密兵器として用意した。色々な料理に使えるということなので、きっとふりかけ作りにも役立つはずだ。

さぁ、オリジナルふりかけ作成の準備は整った。早速作っていこう。


作り方は…砕いて混ぜるだけ♪

作り方は簡単だ。せんべいをできるだけ細かく砕いて、ちょうどいい味になるまで混ぜるだけである。ミキサーを使って細かくしようかなとも考えたが、少しせんべいの歯ごたえが残った方が美味しいのではと考え、ビニール袋に入れたせんべいをめん棒で叩いて砕いていくことにした。


ふりかけの素が出揃った。「ふりかけらしさ」を出すために刻み海苔も加える。

写真の一番左にあるのがカレーせんべいで、隣がらっきょうせんべいである。あとは味見をしながら、徐々にこれらを混ぜ合わせて、理想の「鳥取カレーふりかけ」を作っていくだけである。

まずは、いきなり混ぜ合わせるのではなく、カレーせんべいだけをふりかけて食べてみよう。


ちなみに、お米は鳥取県産のミルキークイーンである。モチモチして美味しい。

予想通り、カレーせんべいのみだと、若干甘めで更に少しパンチ力不足だ。不味くはないが、ご飯がどんどん進むといった感じはあまりない。ちなみに、らっきょうせんべいは塩味のせいか、そもそも、あまりらっきょうらしさを感じない(それはそれで美味しいのだが…)。


という訳で、カレーの素と一緒に混ぜていく


カレーの素を混ぜると、味は一気にカレーらしくなる。これは確実にご飯にも合う味だ。時々味見もしつつ、どんどん混ぜて、味を整えていくことにする。


いよいよ完成‼︎お味は…

本当はきちんと分量を量ったりした方が、今後のためには良いのかもしれないが、そんな余裕はなく勢いで一気に完成させてしまった。しかし、正直なところを言えば、カレーの素さえあれば、分量が少々おかしくても、大体味はそれらしくなるような気がした。


海苔を混ぜて完成!

ちょっとせんべいのかけらが大きいような気もするが、細かく砕けている部分もあるし、むしろ歯ごたえも楽しめるということで、プラスに評価したい。海苔を混ぜたことによって、ふりかけっぽさも高まったのもポイントUPである。さぁ、さっそく食べてみよう。


完全にふりかけ。カレー味で旨い。

うん。完全にカレーの味だ。しかもせんべいと海苔の組み合わせは、かなりふりかけっぽくもある。自画自賛になってしまって恐縮だが、かなりご飯が進む味になっているような気がする。(鳥取カレーの素、恐るべし!)

ビジュアル的にもふりかけらしくまとまっている。ひょっとしてこれは、新たな鳥取の名産品の完成かもしれない…(ちょっと言い過ぎ?)


まとめ

この後、冒頭の写真にあった「自由軒のカレーふりかけ」と食べ比べてみたのだが、意外にも「鳥取カレーふりかけ」の方がカレーっぽさが際立っていた。というのも、「自由軒のカレーふりかけ」は、パッケージのイメージとは違って、むしろふりかけ寄りの味だったからだ。

どちらが美味しいかについては、好みが分かれるところであるが、個人的には、「鳥取カレーふりかけ」のカレーっぽさに軍配を上げてもいいような気がする。

恐らく、味に関しては「鳥取カレーの素」に負うところが多いのだろうが、美味しいものができたということは間違いない。という訳で、もし商品化の際には、ぜひ、我が研究室までご連絡ください(笑)



瓶詰めにした。しばらく楽しめそう。


 © 小笠原 拓 2015