はじめに
家でテレビを見なくなってから、どれくらい経つだろうか?もともと、地上波テレビは随分前から見ておらずBS専門だった時期が長かったが、ここのところは、もっぱらYouTubeにお世話になっている。
そうして見ているYouTubeにおいて、ある日、以下のような動画に出会ってしまった。
三種の神器になった理由が意外過ぎ!勾玉に秘められた縄文からの超古代ミステリー
それまで勾玉について特に興味があった訳ではないが、動画を通じて勾玉について良く知ったことによって、何となく勾玉を身近に感じるようになった。そして、いっそのこと自分で作ってみたいと思うようになった。
それなら、せっかくなので作ってみよう。但し、普通の勾玉だと面白くないので、鳥取っぽい勾玉を作ってみることにした。
勾玉手作りキットを買う
そうと決まったら善は急げである。こういう時には、以前も言ったように、必要な物を買い揃えてしまうことが重要である。必要な物を買ってしまったら、もう後ろに引き返すことはできないからである。

勾玉手作りキット。勾玉用の石と紐、耐水ペーパーなどが入っている。
「これで勾玉が作れる」と思ったのも束の間、同梱の耐水ペーパーだけではとてもじゃないが、勾玉の形を削り出すことはできないことに気づく。専用のヤスリが必要になってくる。

という訳でヤスリも買った。大人の力(お金)である。
大人の力を使って色々と準備したが、勾玉を削る工程がかなり時間のかかるものというイメージがあって、なかなか実際に作業にとりかかることができなかった。年末年始などもあって、1ヶ月ほど放置してしまった。
いよいよ勾玉づくりへ
とはいえ、いつまでも材料を放っておく訳にもいかないので、鳥取で大雪が降って、外にも出ずらくなった日、いよいよ作業に取り掛かることにした。まずは前もって印刷していた鳥取を描いたシールを勾玉の材料となる石に貼った。

白くて美しい石に…

鳥取県の形を書いた紙を貼り付ける。
型紙の絵は「いらすとや」さんから拝借した。シールに印刷したので、この時点では、石にピッタリと密着している。これを絵のラインに沿って、ヤスリを使って削っていくことになる。

勾玉づくりという長い旅路の始まりである。
勢い込んで削っていったが、何せヤスリが小さいのでなかなか進まない。いつになったら終わるんだろうかと、開始から10分もたたずに、途方に暮れてしまった。が、大人の私には、さらに秘密兵器があった。

これならスピーディーに削れるのではないか?
こんなこともあろうかと、より削る面積が広いスポンジ型のヤスリも購入しておいたのである。先程のヤスリに比べれば、スムーズに石を削ることができるようになった。とはいえ、気の遠くなる作業ではある…。
鳥取が見えてくる
スポンジ型のヤスリも使いながら徐々に石を削っていった。さすがに、ただ石に集中して削るというのも疲れてしまうので、お気に入りのYouTube動画を見ながら、作業を進めていった。
勾玉づくりのきっかけにもなった「古代ずんだミステリー」。みんなも見てください!
最初はどのぐらい削ったら思ったような形になるのだろうかと、なかなか想像もつかなかったが、数時間かけて削っていくと、徐々に鳥取が姿を現してきた。

まだこの時点では鳥取には遠いが…

かなり鳥取に近づいてきた。
これは相当、鳥取になっている。
削り続けるにつれて、シールに書かれた県境と石の端が近づいてくる。さすがにこうなってくると、スポンジ型のヤスリでは削れないので、最初に使っていた小型のヤスリに持ち替えて、さらに細かく削っていった。
いよいよ仕上げ
最終的に、石の端の部分は丸く削るつもりでいたので、上の写真のような段階でシールをはがし、全体がなめらかな曲線に削っていった。そうしてできたのが…

これである。
白い鳥取の完成といってよいだろう。ただし、まだ石の端の部分が滑らかになりきっておらず、勾玉らしさに欠ける出来になっている。水性マーカーで着色をしつつ、細かなヤスリと耐水ペーパーで仕上げをしていった。

完全に勾玉である!
ここまでくるのに、多分、5時間程度は費やしていると思う。とはいえ、全く終りの見えない作業と思っていたが、意外と1日もかからずに出来てしまった。何事も、やってみることが大事であると改めて思った。
おわりに
かなり暇人っぽさを強調したような記事になってしまったが、いかがだっただろうか。個人的には、1ヶ月ほど新しい記事が書けていなかったので、ようやく形になって嬉しい限りである。
出来上がった勾玉も、鳥取らしさと勾玉らしさが共存しているものに仕上がって、大変満足している。普段使いをするのは勇気がいるが、ゼミの時間内ぐらいなら着けていてもいいかもしれない。
とりあえずは、学生たちに苦労の結晶を見せつけて、大いに褒めてもらいたいと思っている。(やっぱり承認欲求を拗らせているな…)
