音楽室を飛び出して〜大学の広場でリコーダーを吹いてみた〜(松本望佑&深田真由)
公開日:2025年7月4日

なぜやろうと思ったのか

最近、音楽の授業でリコーダーを吹く機会がありました。その中で、「この演奏、もし外でやったらどうなるんやろ?」とふと考え、ゼミ生の仲間と「図書館前の広場で吹いたら、めっちゃ面白いんじゃない?」という話になりました。

1人ではなかなか勇気が出ないけど、2人ならきっとできる!そう思って、今回のチャレンジが始まりました。


まずは練習!

そうと決まれば、素晴らしい音色を響かせるためにまずは練習!!今回披露する曲は誰もが聞いたことのある「茶色の小びん」。

空き教室で、息のタイミングやハモリの確認。クレームが来ないかびくびくしながら練習しました。15分ほど練習をし、「なんとかなるやろ精神」で決戦の場へ行きました。


ハモリの練習も万全!


広場に向かう♪


思い思いに休み時間を楽しむ人たち

広場へ向かうとキャッチボールをしている人たちやベンチでたそがれている人たちが何人かいました。無理すぎる!!と一度は思いました。

でも、しばらくすると、「遊んでいる人たちが観客だ!こんなに集まってくれたんだから感動させるしかない。」と謎の決心が生まれました。


ここが私たちのステージだ!

ぐるりと広場を見渡しステージを探していると、ちょうどよすぎるステージを発見。ここなら私たちの音色が鳥取の空に響き渡るだろう。ということで、私たちのステージはここに決定!


いよいよリコーダーを吹く!


写真が遠くてゴメンナサイ。

さあ、緊張の第一声。最初からきれいな音が出るはずもなく、ピーピーと高音を響かせました。この音のせいで、いや、おかげでみんなの興味をひきつけました(笑)


相当緊張しています。

休む間も束の間、勢いそのままに演奏しました。所々ピーピーと響き渡っていましたが、無事にすべて吹き終えることが出来ました。

中盤辺りが、心臓バクバクでした。みんなからの視線が怖すぎて、顔を上げて演奏を行えなかったことが心残りです。心なしか、遠くから拍手が聞こえて、、くる?


私たち目線も体験してください(笑)。みんな見ないで~。


みんなの視線?を感じながら退場。

さあ帰ろう。と思い立ったと同時に私たちには一つの試練が待ち受けていることに気がつきました。それは、丘(私たちが披露したステージ)から地域学部棟に戻るまでには観客の横を通らなければいけない、ということ。

気合を入れて、堂々と歩いて帰りました。(心なしか寂しい背中?)


おまけ?

広場でリコーダーを吹ききった私たちは、なんだか調子が出てきて「ほかの場所でも吹きたい」と思いました。そこで思いついたのが保健センター前にある、「未来へのコンチェルト」というオブジェと合奏すること。ということで早速行ってみました。


四重奏!

「夢のコラボだ!」と喜ぶのも束の間、気付けば登下校する生徒が増え、顔を上げれば薄ら笑い顔でこっちを見ている人と目が合っちゃいました。そりゃ何してるのか気になりますよね!!恥ずかしい!!退散退散!!

 

まとめ

今回、外でリコーダー吹いたら面白いんじゃね?という好奇心のみで突き進みました。やる前は、とは言え恥ずかしくて尻込みしてしまうのではないかと思っていました。しかし吹いている間はミスしないことに必死で、やり切れればなかなか気持ちいいものだと気付きました。

問題なのは吹き始めるまでのスタンバイの時間。「恥ずかしい!無理!」となる前にやることがめちゃくちゃ大事です。自分もやってみたいという方は是非参考にしてください。


ちょっと映えを目指してみた(笑)

 © 小笠原 拓 2015