寿城に負けない!?お菓子の家を作ってみたい(深田真由&戸田夏実)
公開日:2025年7月1日

きっかけ

先生から二人で記事を書いてみようと提案をいただいたので、二人でできることを考えてみた。話し合った末、一人ではなかなかできないお菓子の家づくりをしようと決意した。鳥取のお菓子関係の建物と言えば、有名な寿城があるが、城とは言えないまでも家なら作れるだろう。

後日助っ人を連れて、3人でエスマートへ向かった。そこで買ったものは以下の通りである。


建築資材となるお菓子たち


こちらがレシート


接着剤をどうするか?

まずは接着に使う板チョコを溶かす。湯煎がめんどくさいので、とりあえずチンしてみた。すると、ボッソボソのチョコレートに。何とかしようととりあえず牛乳を混ぜてみるが、よりボッソボソに、まるで土のようになってしまった。


ボッソボソ…

うーん、、、いったんこのチョコレートは諦めて、二枚目をおとなしく湯煎で溶かすことにする。ココナッツサブレを6枚並べ、溶かしたチョコレートを隙間に流して接着を図る。しかし秒速でチョコレートが固まってくる。全然うまく塗ることができない。


これでは壁にならない!ピンチである。

そんな中、ネットでマシュマロを溶かして接着剤にする方法を見つけた。早速やってみる。


くっついた!

・・・これは天才かもしれない。完全にくっつくのには少し時間がかかるが、チョコレートのようにすぐに固まることもなく、接着剤として申し分ない役割を果たしてくれている。改めてマシュマロ接着剤を使って床をココナッツサブレ、壁をウエハースをベースに作っていく。と、ここで助っ人(スペシャルサンクス)が汽車の時間で帰宅。作業効率が下がった。


屋根を作って完成へ


屋根の感じが出ている?

接着剤が固まるのを待つ間にトッポで屋根を作った。始めはハの字の屋根にしようと思っていたがハの字にハマる壁を作ることが難しく、今回は最近の家でよく見る斜めのタイプの屋根にした。

しかしここで問題発生。トッポ屋根の幅が家の幅に足りていないのだ。このままでは家の半分ほどしか屋根で覆えない。屋根の代わりになりそうなお菓子ももうないため、吹きっさらしの家になるしかないのか・・・と諦めかけたとき、4枚ぎりの食パンが視界に入った。

この一枚の厚さを半分にして、できた二枚の端と端をつなげれば、屋根を覆える大きな一枚になるのでは・・・ということで早速やってみる。


パンで屋根を作る

・・・うん!?無理やりな気がしないでもないが、結構いいじゃん!?!?ということで扉をつけて、ボッソボソチョコで道を作って装飾すれば完成ー!!!!良さそうな角度から撮れば、結構映えている気がする!!!と大満足な家ができた。


完成!ボッソボソのチョコは、エントランスの道になった。


結構映えているのでは?


地獄のパーティの始まり

作ったは良いものの、その後二人でお菓子を消費するという地獄のパーティーが始まった。いくら何でも糖分過多で、眠気を覚えつつも間にお茶を飲んだりカップ麺を食べたり、また食べきれない残骸をお持ち帰りしたりして、何とかお菓子の家をきれいな更地に戻すことができた。


壊されていくお菓子の家。映えからは遠い写真でスミマセン。

ちなみに外壁を崩す過程でハの字の屋根の家ができた。なんだかこちらの方が良かったかもしれない、、。


これが一番、お菓子の家っぽいかも♪


まとめ

・板チョコを接着剤にと考えていたが思ったようにいかず、むしろ溶かしたマシュマロの方が適していると分かった。(もしやるなら湯煎推奨)

・今回没になったトッポ屋根を柱に再利用して食パン屋根を支えたが、もっとやりようがあった気がする。

・甘いお菓子ばかりで作ると、後処理が本当にキツい。用途にもよるがポテチのようなしょっぱいお菓子や味濃いめの食べ物があると助かる。

今回初めてお菓子の家を作ってみてたくさん反省点や課題があることに気付いた。次回はそれを踏まえたうえで寒天やゼラチンなどを使った新しいお菓子のオブジェを作りたい。

 © 小笠原 拓 2015