シリーズ【鳥大生のゴールデンウィーク①】
実家の風呂焚き係(深田真由)
公開日:2025年6月9日

はじめに~我が家のお風呂事情~

ゴールデンウィーク、久しぶりに実家に帰ってきた。我が家では、夕方5時頃にお風呂にお湯を入れ始める。我が家のお風呂は、太陽の熱エネルギーによって水が温められてお湯が出る仕組みであるため、その日の天気によって出てくるお湯の温度が変化する。

この日は晴れ時々曇りの天気だった。お湯を触ってみると、大体40度くらい。今入るには丁度いいが、2、3時間も経つとぬるくなってしまうような温度だと感じられる。保温のために風呂焚き係を任された私は、いそいそと焚口に向かった。


焚口の様子(ちょっと散らかってます(笑))


風呂焚きの準備と誕生日ケーキの謎


灰の片づけ(何事も準備が大事)

火をつける前に、まずは焚口に溜まった灰を片付ける。トングで中から灰を出し、中を綺麗にした。


燃えやすいものをセットする

次に火をつける準備を始める。そこら辺にあった新聞紙や落ち葉、燃えやすい松の木などを焚口にセットする。探している中で、我が家で誰かの誕生日のときに食べるケーキ屋さんの紙袋を見つけた。この時期は誰の誕生日もないはずだが一体、、??


点火!

それは後で母に聞くとして、準備ができたのでいよいよマッチに火をつけ、着火する。この火をつける瞬間はいつもワクワクする。今日は上手に焚けるだろうか。


いかに火を絶やさないか


火を絶やしてはならない。

紙や葉が激しく燃える。しかし油断すると一瞬で燃え尽きてしまうため、急いで次の紙や葉を入れなければならない。こんな時に点数の悪いテスト用紙や黒歴史が詰まったノートなんかがあれば良いが、あいにく手元にはない、やばい、火が消える…!!


応援物資!

そのとき母から応援物資(ゴミ箱)を貰った。本当に助かった。早速焚口に放り込み、蓋を閉めた。これで空気の通りが良くなり、木に火が燃え移るはずだ。


炎が安定する。

少し待って蓋を開けると、火が木に燃え移り火が安定していた。良かった、なんとか持ち直せた。


長く燃えそうな木を焚口に突っ込む。

しかし油断は禁物である。松の木は火がつきやすいが長くもたないため、長く燃える木を準備せねば、、裏から良さげな木を探し、1本突っ込んでおく。ここまできたらもう大丈夫だ。水温を上げるならもっと木を入れなければならないが、保温ならたくさん燃やす必要は無い。

私は焚口の蓋を閉めて、温度確認のため風呂へ向かった。これくらいで丁度いいはず…いや熱いな!!楽しくなって紙ゴミを燃やしすぎた。。。最初にお風呂に入るお父さん、ごめん、、、


まとめ

マッチ一本で風呂を温めることはできたが、温度調節することはまだまだ苦手である。いつも楽しくなって燃やしすぎてしまうため、ある程度で収められるように意識しなければ…

とはいえ久しぶりに風呂焚きができて大満足であった。また、ケーキ屋さんの紙袋は、どうやら昔買ったときの分をたまたま捨てていなかっただけらしい。どうにも怪しいが、いったん信じておくことにしようと思う。


 © 小笠原 拓 2015