箱の中での体験
国語教育に関連する本を読みました。
ホテルの中では、本を読んだり、ブルートゥース・スピーカーで音楽を聴いたり、Youtubeで動画を見たりしながら過ごす。最近は、本を読んでいるときになかなか集中力が続かないという悩みがあるので、こういう時間は貴重である。
天井を見ながら音楽を聴く。
音楽は最近お気に入りの「サカナクション」を聞いていた。(「怪獣」って曲、カッコいいですよね!)備え付けのブルートゥース・スピーカーの音質の良さを堪能する。天井を向いて、音楽を聴いていると、何となく一人の世界に入っていくような、不思議な気持ちになる。
就寝からメインイベントへ
LEDランタンでベッドもいい感じ…
何となく時間を過ごしていたら、10時を過ぎ、11時になろうとしていた。今日はふかふかのベッドで早めに寝ることにする。というのも、明日の早朝、実は、メインイベントが待っていたからである。メインイベントとは何か。早朝の焚火体験でえある。
夕方からは、あいにくの雨模様。
この早朝の焚火体験については、ちょっと説明が必要かもしれない。事前に焚火体験を予約していたのだが、本来、焚火は夕食後に行う予定であった。しかしあいにくの雨で、夜は外での活動ができない状況であった。
ダメもとで「朝、雨が止んだらできますかね。」と聞くと、スタッフの人は快くOKしてくれた。「朝5時半からでもいいですか」というと問題ないという。スタッフさんありがとうございます。
ちなみに「朝5時半から」という指定になったのは、最近、私が超早起き人間になってしまっているからである。この日も5時には目覚めており、スタッフの人を待っていた。
「箱」の中から見る朝の東郷湖。
焚火体験は非日常の極み…
朝5時半。スタッフの人がいそいそと焚火の用意をしてくれる。少しやり方などの説明を受けて、焚火にバーナーで火をつける。最初は小さめの木々に火がつき、徐々に大きめの薪へと燃え移っていく。時間が経つにつれて焚火の炎が大きくなっていく。
徐々に大きくなる炎。
椅子に座り、火を絶やさないように薪をくべていく。薪は燃えていくと炭になってやがて崩れてしまうので、薪のバランスを保つのが結構難しい。右へ左へブロックを積み上げるように、徐々に徐々に薪を積み上げていく。
非日常感あふれる光景。
早起き生活になってから、実は朝の時間の過ごし方に大変悩んでいた。最近は、洗濯をしたり掃除をしたり、大学に早めに出勤することで、朝の時間を少しずつ有効利用できるようになってきているが、それでも、何もすることが無くてベッドでうだうだしている時も少なくない。
そんな日常と比べては何だが、焚火をしている最中は2時間半ほどの時間があっという間に過ぎていった。焚火に集中しているせいか、時間の流れ方が心地よく、「これ、ず〜っとやってられるな」と思うほどに、癒される体験であった。「おひとりさまホテル」の醍醐味を存分に味わうことができた。
朝食もおしゃれ感満載!
焚火は2時間半以上燃え続け、朝8時、朝食の時間が近づいてきた。焚火は燃えたまま置いておいても薪を追加されないと自然に消えていくと聞いたので、そのままにして、朝食会場に向かった。
オッサンには不似合いなおしゃれ感
朝食は事前に予約していた。ふつうの温泉宿なら、ご飯に味噌汁、干物に納豆、小鉢なんかが並びそうだが、「湖屋」では、ワンプレートにトーストとベーコンエッグ、サラダにコーヒーがついたおしゃれな朝食であった。ガラス越しに晴れた空を感じながら、美味しく朝食を頂いた。
朝になって空も晴れてきた。(中庭の様子)
「箱」に一泊する体験と美味しい食事、最後に焚火体験と大満足のゴールデンウィーク最終日であった。朝食後にもう一度お風呂に入ってさっぱりした後、ゆっくりと準備をしてホテルを後にした。最後まで時間の流れが、ちょうどよく、何とも心地いい体験だった。
おわりに
この記事はゼミ学生たちのゴールデンウィーク体験をプレゼンしてもらった後に書いているが、学生たちのプレゼンが想像以上にみんな大作だったのに影響されたのか、私の記事も思いのほか長編になってしまった。とはいえ、「湖屋」での体験は、とても有意義なものであり、皆さんにも是非行ってみて欲しいと思う次第である。
インターネットを漂いながら偶然見つけたホテルであったが、心からまた行きたいと思える場所だった。(ありがとうインターネット。)こういう「どこかへ行く」タイプのネタは、いろいろとまだ記事にできるものがありそうなので、今後も楽しみに待っていて欲しい。
朝からは、晴れたので良かった!
(協力)水景色の指定席「湖屋(KOYA)」https://yurihama-koya.com