はじめに
10月の3連休(今年は10月11日(土)~10月13日(月))は、鳥取大学では風紋祭が行われる。自分が所属するマンドリンクラブはこの期間何もすることがないため、お客としてステージや模擬店を見て回ることになるかバイトに明け暮れるかのどちらかである。
だが、今年は異例な出来事が起こった。題名にもあるように「ウエルカムパーティー」というものに参加し、演奏するということである。
9月中旬頃、学生支援課から呼び出され、「ウエルカムパーティーで演奏してくれない?謝礼だすから」のようなことを言われた。「部内以外での演奏機会がないから、こういうものに参加しておいた方が良いかも…」という浅はかな考えを持った代表者(筆者)の「じゃあ出ます(お金ももらえるんだし)」という言葉でこの演奏会の準備はスタートした。
2、3年生からなんとか9人集め、演奏曲を投票して練習を始めることにした。
そもそもこのパーティーってなに??

こんなものです
このウエルカムパーティー、ホームカミングデーというものの一環として行われるパーティーらしい。ホームカミングデーは「本学を卒業・修了された同窓生及び元職員の方々を迎え、学部・学科や年代の枠を超えて親睦を深めることにより、母校への理解、同級生相互の発展と連携の絆をつなげることを目的とする」とされている。
よくわからないが、マンドリンという楽器は基本的に知らないだろうと思い、「銀河鉄道999」、「勇気100%」、「鳥取大学学生歌」という、一定以上は知っているだろうと思われる曲を選曲した。合奏練習日を1日だけ設け、本番に挑むことにした。
当日
当日リハーサルを11:00から第2食堂アエルで行う。
ご飯を食べるはずのところで演奏という、いつもとは違う場所での演奏に緊張しながらもリハーサルを終える。演奏面で特に悪いところもないだろうということで、本番までゆっくり過ごすことにした。

リハーサルの様子
12時からウエルカムパーティーがスタート。学長や来賓の人の話を聞いて、乾杯が行われた。私たちの演奏はご飯を食べながら、しゃべりながらになってしまう…。何か嫌な予感がしながら私たちもバイキング形式のご飯を少しだけ頂いた。
12時20分ごろから放送部さんの司会で演奏が始まったが…。
あれ、来場者の3分の1しか聴いてくれていない。とにかく私は演奏しながらいつもより音量を上げたり、特殊奏法を用いたり、聴いてよと目で訴えたりしたが、あまり効果はなかった。
演奏が終わり聴いてくれた人は拍手をしてくれたが、拍手もなしに話し続ける人が3分の2くらいはいたため、悲しくなった。ただ同級生は、「これくらいが一番弾きやすいかも」と言いながら、結構楽観的にとらえていた。
終わった後は楽器を片付け、ご飯を頂いた。

パスタとたこ焼きおいしかった
おわりに
よく考えてみれば、参加者からすれば、久々の大学での集まりということで、「旧交を温める」とか「親睦を深める」的な出会いが、あちこちで起こっていたのかもしれない。そういう意味では、演奏に集中して聴いてもらうには、想像以上のアウェイな環境であったと言えるだろう。
とはいえ、せっかく一生懸命練習したし、アナウンスなどもあったため、わからなくてもとりあえず聴いてほしかったという思いを演奏者側がもつのも分かってもらえると思う。
こっちとしては「大人たちよ、演奏を聴いてくれ!」という思いが募ったが、アウェイな環境の中でよく頑張ったと自分たちを褒めてあげることにしたい。
これからは、呼ばれたらとりあえず参加するというだけではなく、「アウェイな環境にいかに対応するのか(心の準備も含めて)ということを考えながら、イベントに参加する必要があるな」と妙な教訓を得ることができた、ウエルカムパーティでの演奏体験であった…
