若者の夏休みとは(旭達也)
公開日:2022年11月22日

夏休みは長いようで短い…

「秋色日ごとに深まり」というように、気づけば夏も終わり、秋の足音を感じる日々となった。(季節感が変なのは、執筆者の責任ではなく、公開日が遅れてしまったからである。旭君、スマン。by Webマスター)猛暑の日々も穏やかな涼しい気候へと移り、朝夕は少し肌寒く、風邪をひかないように注意したい時期である。

大学の夏休みが始まるのが8月に入ってからということもあり、実際に夏休みで夏を満喫できた期間は短いものだ。私事だが、8月のお盆過ぎには流行病により床に伏し、9月が始まってしまってからはすぐに教育実習に参加するなど、夏休みを感じる暇などなかったというのが正直なところである。外に出る間もなく、部屋の中で私の夏は終わってしまった。


今年撮影していた夏っぽい写真をどうぞ、in諸寄

大学の夏休みは長いものではあるが、それは夏が長いことと同じではない。夏休みが秋に片足ほど浸かった状態で、夏休みは終わる。夏休みが終わるまでにすでに夏は終わってしまっているのだ。残暑を感じる9月上旬でさえも、実習でそれどころではなかった。


実習日誌を書く前の息抜き...。

 夏にどこかへ旅行に行くということは叶わず、夏休みらしいことは何もないが、実習が終わった後の日常を少しお話して、それで少しでも楽しんでもらえたなら幸いである。


とある一日の昼下がり

教育実習中は朝早く起きることが当たり前であり、普段大学に通う時よりもさらに早起きをして実習に臨んでいた。実習中に土日の休みがあったのだが、とにかく寝るなどしてゆっくり過ごし、身体を休めることに注力していた。そして今は、、、

 
我が家から撮影。

 正午に起床である。決して夜更かしをしているわけではないのだが、自然と昼まで眠れてしまう。特に予定という予定もないので、目覚まし時計をセットすることもないのだ。「いや、そういうときにこそ旅行に行くべきだ!」となるのかもしれないが、まあとりあえず今はゆっくり、、、という感じである。

 この日は昼食を済ませた後、少し昼寝(ぐうたらである)をし、伸びきった髪を切るために美容院に行った。実習前に髪を切ろうと考えていたのだが、流行病からすぐ実習ということもあり、切る余裕をもてずにそのままにしてしまっていた。


髪を切りに行く

久しぶりに髪を切るということ、買い物以外のイベントがあって家を出るということに少しだけわくわくしながら家を出た。さらに今回行く美容院が初めてということもあり、少し早めに家を出た。少し緊張もしたが、やっと髪を切れるという喜びの方が大きかった。


広い空がぽっかりと。

湖山池沿いを自転車で通ったのだが、雲間から青空が見えて、ちょっとした絶景であった。観光名所というわけではないが、ここを天橋立のような感じでPRしてもよいのではないだろうかと思う。(うん、鳥取要素をちゃんと組み込めたゾ!)すこし大げさだが...。(苦笑)


布施にある美容院。


絶景との出会い 

一時間ほどで髪を切り終え、美容院を後にした。気温が一気に下がっており、風が吹くたびに「秋だなあ」なんて思うほどである。美容院は布施にあり、終わった後には湖山池沿いを再び自転車で走る。すると、


おっ、あれは…

曇りかと思っていたが、木々の間からにきれいな夕日が。少し気になり、歩道から湖山池沿いの芝生へと入っていく。家族連れや犬の散歩の人が数人おり、そこにはゆっくりとした時間が流れていた。「ああ、のんびりした1日だったなあ」と感じさせる空間だった.。


雲間から夕日が。絶景...。

昼間に起きて、夕方美容院に行くというだけの日だったが、忙しかった日々に比べれば、まあこんな日もあってもいいのではないかと思う。決して褒められたものではないが、、(苦笑)


もう少しだけ、のんびりと…

夏休みが始まる前には「こんなことをやってやるぞ」と目標を色々と立てるものだが、それらすべてを達成することはいつもできていない気がする。「こんな感じでいいかな」と、穏やかな日々をゆったりと過ごしてしまう。だが、そんな日々が私は大好きだったりもする。

これからは就職活動も頭を悩ませ、そんな中で後期の授業も始まっていくが、、もう少しだけこのゆっくりとした日々を満喫していたい。


読み終わっていない本も多いが、、少しづつ読みたい。

 © 小笠原 拓 2015