やっぱり私は尾道ラーメンがいいや(あかも🌸はな)
公開日:2020年7月21日


好きなものを心置きなく食べる幸せ


幸せって何だ?

皆さんが幸せだと感じる瞬間はいつだろうか。寝ているとき、運動をしているとき、人と話しているとき…。幸せな瞬間というのは、人それぞれで多種多様な回答があると思う。

私はというと、即答で「食べているとき」である。食べているときの幸せは、何にも変えうることのできない特別なものだ。食べているときは、いやなことをすべて忘れて、ただただ幸せに包み込まれる。そんな気がする。

 

好きなことについて書きたい!

今回、この記事を書くにあたって、食べることが好きな私は自分の好きな食べ物でも紹介してみるかとも思ったが、あくまでも鳥取に関することで記事を書くということなので少し悩んだ。

ちなみに、私の地元である広島県尾道市はある食べ物が超超超がつくほど有名である。といっておきながら全然知らないと思われたら少し悲しいのでそうでもないかもという保険をかけておく。そんなことはどうでもよくて、その有名な食べ物とは…「尾道ラーメン」である。ご存じだろうか。私の地元では知らないという人は、まずいない。

No4559 千光寺本堂越しの尾道市街地
尾道は素敵な場所なのでコロナが落ち着いたらぜひ行ってみてね!
(写真は無料写真素材サイトおのみちやさんより)

大学で鳥取に来て「尾道出身です」というと「あ、ラーメンね」とか「尾道ラーメンのとこか」とよく言われたものだ。今回の記事では、この尾道ラーメンと鳥取のラーメンについて比較してみようと思う。といっても鳥取のラーメンは一度しか食べたことがないので、結局尾道ラーメンの紹介ということになってしまうかもしれないが…。

鳥取のことについてもっともっと詳しかったなら鳥取のおいしいごはんとかをここで紹介することも可能だっただろう。しかし、私は、鳥取で3年間生活していながら鳥取のことについて全然知らない。というわけで、地元の有名な食べ物と鳥取のものとの比較ということで記事を書くことにした。


鳥取のラーメンって??

まずは鳥取のラーメンから。鳥取のラーメンは牛骨ラーメンらしい。たぶん牛の骨でスープが作られている。こういうところを調べてみると本当の紹介っぽくなるけれど、私的には、そんなことより味!と思うので気になる方は調べてみてくださいということにしておく。


見た目ではわかりにくいですが、スープが違います。

このラーメンは、2年生の春、つまり1年前に食べた。生まれて初めて牛骨ラーメンを食べた。そんなにラーメンが特別好きというわけではないので、本当に何となく食べた。別にラーメンに対してこだわりがあるというわけでもないと思っていたけれど、上に書いたような感想が出てくるということは、まあそれなりにラーメンにこだわりがあるのだろう。ということに気づけて良かった。

正直に言うと、牛骨と豚骨の違いは私の舌ではよく分からなかった(我が舌の力不足よ…)が、美味しかった。強いて言うならば私はカタ麺派なので、もう少し麺が硬い方が好みかも(個人の感想です)。とはいえトッピングも多くてボリューミー、食べ盛りの若者にとってはポイントが高いラーメンだなと思った。

このラーメンを食べたのは、札幌亭というお店だ。私の家から一番近くにあるラーメン店である。札幌亭のはす向かいには「今を粋ろ」というラーメン屋さんがある。なんでこんな近くにラーメン屋さん作ったんだろうとずっと疑問に思っていた。「今を粋ろ」というお店には一度も言ったことがないが、何となく本当に何となく札幌亭の方が好きだ。それなのに、この前、久しぶりにお店の前を通ったらお店がなくなっていた。


私にとっては鳥取の日常を感じさせる佇まいだったのだが…

1回しか言ったことはなかったが、なんだか少し寂しい。ちなみにこのラーメンを初めて食べた時には、ちょっとした思い出がある。実は、ここのラーメンを食べた時、たまたま知り合ったばかりの先輩と生活用品の買い出しの帰りだったのだが、よく分からないきっかけで、ラーメンを食べるハメになったのだ。

ラーメン自体はさっきも書いたように美味しくて満足だったのだが、実はこの後、私は別の友人と約束をしていた。ラーメンを30分ぐらいかけて食べて、買ってきた生活用品を家に持ち帰っって片付けなどしていたら、結局、私は友達のとの約束の時間に30分も遅れてしまった。

ラーメンを食べてたら遅れたというのは重罪らしい。いまだに待ち合わせをすると言われる。そんな経験をしていながらも私は、その友達との待ち合わせに間に合ったことが指で数えるほどしかない。これを思い出したから今度からは頑張って間に合うようにしてみようと思う。(以上、待ち合わせには遅れないようにしましょうという話でした、って何のこっちゃ。)

ちなみに、このお店で食べた後にコンビニで牛骨ラーメンが売っているのを見かけたので食べてみた。こんなこと言っていいものかとも思うけれど、個人的にはインスタントの方が私好みだった。私の家族もみんな大絶賛だったので、皆さんも見かけたら食べてみてほしい。


尾道ラーメンって??


地元の名物、でも私にとっては日常。

では、お次は尾道ラーメン。尾道ラーメンは、魚介で出汁とったしょうゆベースのスープで背油が浮かんでいるのが特徴だ。私にとっては、これがTHEラーメン!小学校の総合の時間の尾道を調べる授業で尾道ラーメンのお店に行ってラーメンを作らせてもらって食べたのを思い出す。

その授業の帰りに私たちの小学校に来ていた安倍総理に遭遇した。まだ小学生だったのでテレビに出ている人にあった!というのでいろいろな人に自慢した。

小さいときからラーメンといえば、尾道ラーメンという環境で育ってきたのでどんなにおいしいラーメンも私にとっては1位ではない。ラーメンランキングがあるとすれば1位は間違いなく尾道ラーメンだ。そう思えるほどにおいしい。ぜひ、食べていただきたいと思うので尾道のおすすめ店3選を紹介する。

 

私のおすすめ尾道ラーメン店3選✨✨


なんかおちゃれ♡中華って感じがすてき

堂々の第1位は朱華園。通称しゅうさん。このお店は、どんなパンフレットにも必ず乗っているくらい有名で尾道の人なら絶対ここを薦めるはずだ。ただ、ここのラーメンを食べるのは、なかなか難しい。なぜならいつ何時も長蛇の列が店に続いているからである。ここを少し過ぎたとこに商店街があるのだが、列は商店街まで続くほどにとても長い。お昼にラーメンを食べようと思って10時に並び始めても少し遅いかもしれない。

ここのラーメンについては、いろいろ思い出がある。小学生くらいのとき、夏休みによく父と妹たちと蝉取りに行っていた。その帰りにしゅうさんの前を通っていい感じ(まだ待てるくらいの列/並ばなくていい)感じだったらお昼ご飯を食べて帰っていた。しかし中学生になると、下校時間が遅くなり小学生の妹とは時間が合わなくなり母が妹とは別で迎えに来てくれたので、一緒にラーメンを食べることはなくなった。

しかしある日、空腹に耐えられなかった私と母が、妹達には内緒で晩御飯の前にしゅうさんでラーメンを食べて帰ったことがあった。私は食べ盛りだったので家に帰って晩御飯も普通に食べた。私にとっては、そのような生活は非日常であると同時に妹達には内緒という背徳感、母と二人きりという時間がなんとも特別に感じられてうれしかったのを覚えている。こんな思い出がいっぱい詰まったしゅうさんもいつかの帰省で閉店したことを知った。もう行くことはできないけれど、いつまでもしゅうさんのラーメンは忘れないと思う。


THE老舗っていう厳格な雰囲気がします…

第2位は、つたふじ。ここは、しゅうさんが定休日のときに行くという感じのお店。そんなに何回も行ったことはない。ただ、ここもしゅうさんと張り合うくらいの行列ができる。尾道は観光客が多いので尾道ラーメンを食べようとラーメン屋さんだったらどこでも行列ができてしまう。ただここは何となく特別。

行ったことないと父に言うと連れて行ってくれた。父と母と3人で行った。初めての場所に行ける喜びに加えて、久しぶりに両親を独り占めできる喜びは大きかった。ここもおいしいラーメン屋さんだった。ただ、店主のおじさんが個人的に怖かった。もう少し愛想よくしてくれたら食べやすいのに!と思っていた。でも、それでもお客さんがこれだけ来るというのは本物なんだなとも思った。


いや、人気№1尾道ラーメンじゃないんかい!

最後、3位は壱番館。あんまり行ったことはないけれど、いざというときには個々に行くから3位かなという感じ。たっまーにしゅうさんもつたふじもやっていないときがある。そういうときに行きたいお店だ。この前の春休みの帰省で、好きな人と一緒に尾道ラーメンを食べた。食べてほしい人に食べてもらえて「おいしい」という言葉をもらえてうれしかった。尾道ラーメンを作っているわけでも関係者でも何でもないが、尾道ラーメンが褒められるとうれしい。これもまた幸せな一時である。(という訳でようやく伏線回収できました。)


終わりに~私の好きな味をぜひ!!~

鳥取と地元の比較という感じで書きたかったけど、なんだが尾道ラーメンの紹介になってしまった気がする。一応鳥取のラーメンについても書いたし、私の幸せな瞬間についても書けたので私的には満足だ。鳥取のラーメンの研究不足によるものだと思うので、これからもし気が向いたら研究してみたいと思う。でも、やっぱり私は尾道ラーメンがいいや。私が1番好きなラーメン尾道ラーメンをぜひ皆さんにも食べていただきたい。


ぜひ、ご賞味あれ!!


 © 小笠原 拓 2015