途中まで書いておく

ブログを書いているとき、「何となくアイディアは浮かんだが、一つの文章として完結させる自信がない」という状態に陥ることがある。そんなときは、途中まで書いて、少し放っておくことにしている。

一気に書き進めることができればよいが、無理にそれをやろうとしても、時間ばかり取ってしまって、多分よい文章にはならない。そういう時は、とりあえず数日置いておいて、ちょっと様子を見るのだ。

一日置いておくと、文章が少し他人のもののような気がして、少し客観的に読むことができるようになる。同時に、何で自分が悩んでいたかというのは、ほぼ忘れてしまっていることが多い。

確か内田樹氏は、一度文章を書き終えた後で一日置いておき、その後に推敲に当たることを「文章の塩抜き」と呼んでいたように記憶しているが、これは文章がうまく書き進めないときにも有効だと思う。

実際、このエントリーも二日前に途中まで書いた文章に書き足して完成させたものだったりする。


 © 小笠原 拓 2015