「非海鮮丼」が完成!ついでに飲み物も「非黒ビール」だ!!
鳥取=海の幸が豊富というイメージは、鳥取県外に住んでいる方でも同意してもらえると思う。松葉ガニ、白イカ、岩ガキ、トビウオなど、季節に応じて様々な海の幸が水揚げされる。
で、当然のごとく、地元の漁港では観光客向けの「海鮮丼」が人気である。私も1、2度食べて確かにそれは美味しいのだが、値段的に、そんなにカジュアルに食べられるものではない。でも、よく考えてみると、海鮮丼って、ちょっと工夫すれば「海鮮」じゃないものでもできるのではないだろうか?
何となくそういうことを思いついてしまったので、ちょっと作ってみることにした。
買い物で7割方成功を確信?!
早速、近所のスーパーなどを回って材料になりそうなものを買い集めることに。思いついてしまったものの、材料を買うまでは引き返すことができる。色々と迷いもあったのだが、結局、あれこれと買ってきてしまった。
もはや引き返すことはできないが…
とはいえ、見てもらっても分かるように、これはほぼ成功間違いなしという感じではないだろうか?このネタを思いついたときに似たことが既に行われていないか実は検索してチェックしたのだが、ざっと見た限りでは見当たらなかった。あまりに簡単すぎるので、誰もバカバカしくて誰もやろうとしなかったということなのかもしれない。
名前からして成功確実!(「非海鮮なのか?」という突っ込みが聞こえるが…)
まずは一番安易なものから。カニカマは知っていたが、ホタテカマ(と言うのかどうかは知らないが)というのがあるというのは、これを買うまで知らなかった。丸い「はんぺん」か何かで代用しようかなと思っていたのだが、あまりにそのまんまなので、もう問答無用でこっちを選んだ。
物珍しさに思わず味見をしたら、味もあまりにホタテだったので、ちょっと焦った(慣れてくるとカマボコ感に気づくけど)。食べたことのない人は一度買って、食べてみるといいと思う。かなりの不思議体験が味わえるはずだ。(「かね◯つ」からお金を貰っている訳ではありません。悪しからず。)
あと、「結局、カマボコって、原料は魚じゃないか!」という突っ込みについては、確かに「海」ではあるだろうけど、「鮮」ではないだろうってことで、許してほしい。
こちらもまあ予想通りですよね。レバ刺し風コンニャクとさしみコンニャク。
お刺身は、まあ赤と白の二色ぐらいあれば、それらしくは見えるだろう。白または灰色っぽいコンニャクはすぐ見つかると思ったが、赤いものも意外と簡単に見つかった。実はネット上では「マグロそっくりのコンニャク」というのも見つけていたのだが、ちょっとそれは大人気ないかなと思って購入を見送った。
開けてみたら、レバ刺し風コンニャックはかなりマグロ寄りだった(嬉しい誤算!)
見ての通り、レバ刺し風コンニャクは(写真による光の加減もあるが)思ったよりマグロっぽく見える。白いほうの刺身コンニャクも表面に何となくそれらしい加工が施してあって、このままでもかなりいい感じである。ここまでは、なんの努力もしていない。(記事としての盛り上がりもイマイチ?)
イクラ(もどき)作りまでは、まずまず順調…
とはいえ、そう簡単にばかりいくもの訳ではない。やはり海鮮丼といえば、イクラだろう。あの赤い粒が丼の中央に光っていると、いかにも「海鮮丼」という感じがする。では、どうやって作るか?実はこれはやる前から、多少なりとも勝算があった。
まあ、大体予想はつくかもしれませんが…
これについては、ネットで検索していると既に元ネタ(→コチラとか→コチラなど)がいくつかあったので、タピオカの素(?)が手に入った時点で、まあできるだろうという思いはあった。ただ、戻したときの大きさがイマイチよく分からないので、結局、入手可能な二種類とも購入することにした。
大きい方は、色を選り分けなければならないし、戻すのに1時間半ぐらい煮る必要があると書いてあったので、できれば、小さい方で済ませたいのが本音である。
小粒のタピオカの素を沸騰したお湯に入れて…
20分ほど煮てザルにあげるとこんな感じ。
少し小さいが、まずまずイクラっぽい大きさになったので、ほっと胸をなでおろす。これなら、色をつければそれらしく見えるのではないだろうか?白ダシとしょうゆを混ぜた液を作り、そのなかに暫く浸けておくことにする。
かなりイクラっぽいのでは?
まあ、ここまでは比較的順調に来た。いや、実際はそうでもない部分もあったのだが、それは読んでいる人にはあまり関係のない話なのでカットすることした。というのも、ここから先がかなり厄介で、それに比べれば、イクラ作りは順調と言ってもいいものだったからだ。