「ちくわパフェ」を本来の姿に(小笠原拓)
公開日:2016年4月30日


ちくわは「デザート」ではなく「おつまみ」では?と考えた結果…

「ちくわパフェ」の流行に乗りたい!

倉吉のある喫茶店のメニュー「ちくわパフェ」が、少し前から気になっていた(詳しくはコチラを参照)。

何でも、あるゲームソフトに出てきた架空のデザートを実際に商品化したものだそうだ。このちくわパフェにまつわる記事を書きたいなと思っていたのだが、イマイチよい方法が思い浮かばなかった。

ところが先日、あるサイトに、次のような記事が掲載されていた。

瞬間アヒージョ!酒のつまみ専用#しょっパフェを語ろう(デイリーポータルZ)

詳しくはリンク先を見てほしいが、要するにデザートではなくおつまみとしてのパフェをみんなで作ってみようという投稿企画である。

そうか、「ちくわパフェ」ってデザートじゃなくてもいいんだ。いや、むしろおつまみの方が本来の姿かもしれない。だったら、戻してやろうじゃないか!


まずは材料を揃えていく

そう考えてできたのが、冒頭の写真にあるパフェ?である。できれば本物の「ちくわパフェ」とも比較していただきたいが、パッと見、パフェっぽくはなっているのではないかと思う。

味については後で詳しく語るとして、一応、作り方も書いておこう。


鳥取が誇る白バラ牛乳でつくった自家製クリームチーズ

パフェの大部分を占める生クリームにあたる部分は、酒のつまみの代表格、チーズで代用することに。せっかくなので、クリームチーズを牛乳とヨーグルトで手作りしてみた。

作り方については、各自、検索して調べてほしいが、意外と簡単にできるので驚いた。クリームチーズ好きは是非とも試してほしい。


抹茶アイスに見えるかもしれないが、マッシュポテトである

パフェの中心部分にある抹茶アイスの代わりにマッシュポテトを作った。写真には、緑の食用色素が写っているが、実際には粉末のお茶で色をつけている。ただ、少し色が薄いかなと思ったので、最後に食用色素を少しだけ加えた。

ちなみに、食用色素は今回初めて使ったが、思った以上に少量で色がつく(一瞬、食べ物とは思えない色になって焦った)ことを初めて知った。


りんごは二色のパプリカで

りんごは、いろいろ考えた末、二色のパプリカを組み合わせて作ってみた。あるスーパーでたまたま二色のパプリカを4分の1ずつカットした物を一組にして売っていたのを見かけて、思いついたものである。

正直、このパプリカを見つけるまでは、企画そのものをやるかどうか迷っていたが、「これを見つけてしまった以上、やるしかないな」と、なぜか妙な義務感を感じてしまった。


その他の材料たちはこんな感じ

きゅうりはバナナの代わり、オリーブはチェリーの代わり、ふりかけはクリームを彩るチョコレートの代わりである。そして、ちくわはもちろん、本物と同様、鳥取名物の「とうふちくわ」を使っている。

これで、材料は揃った。あとは盛り付けるだけである。


パフェグラスをどうするか?


こういう時に頼りになる100円ショップ

とはいえ、パフェグラスなんてものは自宅にはないので、100円ショップに頼るしかないのだが、それらしい物は売っていなかった。そこで、アイスグリームグラスと、プラスチックの小皿を組み合わせることに。


組み合わせるとこんな感じ。パフェグラスっぽい?

幸いというか偶然というか、オリジナルの「ちくわパフェ」が入っているグラスと似たような感じになった。という訳で、早速盛り付けていこう。


まずは中央にマッシュポテトを盛り付けて…

クリームチーズを盛り付けるのに苦戦したのだが、あまりに必死になりすぎて途中の写真を撮り忘れてしまった。という訳で、次ページでは一気に完成へと進む。


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