それでは中級編へ
それでは、第5問。ここからは中級編ということで、比較的有名な地名を挙げてみよう。
鳥取市に住んでいる人々にとっては有名な公園です。
「えっ、これが中級編?こんな漢字、生まれて初めて見たけど…」と言いたい人もいるかもしれないが、多分、鳥取に住んでいる人(特に鳥取市内に住んでいる人)にとっては、実はサービス問題。ホタルの名所としても知られている、あの公園の名前である。
個人的には、この周囲の街並みやこの公園の上にある鳥取東照宮も散歩コースとしてオススメである。別に地名の読み方とは関係ないが…
では、とっとと次へ、ということで、第6問。
こちらも有名な神社の名前です。
この「倭文神社」は「伯耆一ノ宮」と呼ばれ、鳥取の中部から西部にかけての地域の中では最も格式の高い神社とされている。筆者はまだ、神社を回って御朱を集める趣味はないが、もしそういう趣味をもった際には、鳥取で最初に訪れるべき神社の一つなのかもしれない。
もちろん、「わぶん」とは読みまない。ただ、同じ名前の神社は各地にあるそうなので、ひょっとしたら県外の人でも(それこそ、御朱印を集めるのが趣味の人なら)わかる人がいるかもしれない。
それでは、中級編の最後を飾る第7問。
ここもある意味、有名な場所。
国道9号線を鳥取から西へ進み、有名な白兎(はくと)海岸(これはちょっと優しすぎるので問題にはしない)を過ぎるとすぐにあるのが「小沢見」。ここは、実はサーファーにとって、良い波が来る場所として知られている場所らしい。
昔聞いた噂では、キムタクがお忍びで、サーフィンをしに来たとか来なかったとか(あくまで噂ですよ)。だから、サーフィンをする人であれば、すぐピンと来るかもしれない。
いずれも、少なくとも鳥取の中ではよく知られた地名なので、あえて中級編ということにした。鳥取県内の人は読めた人も多いとも思うが、県外の人には難しかったかもしれない。最後は、いよいよ上級編である。
地元民以外は読めない??上級編へ
それでは、第8問。中級編は鳥取県民には有利な問題が続いたが、上級編は果たして…
湯梨浜(ゆりはま)町は、いわゆる町村合併で、かつて東郷町・羽合町・泊村と呼ばれていた地域が一つにまとまってできた町である。温泉と梨と海というそれぞれの地域の特徴が地名によく出ているが、それを問題にしているのではない。
ヒントを出すと、「野」は普通に「の」と読む。そういうと当然、「のばな」ではないかとみんな思うかもしれないが、そうではない。ここでの「花」の読み方はかなり特殊で、私も他には、ほとんどお目にかかったことがないかもしれない。
次は、第9問。そろそろ問題も終盤である。
これは今回初めて知った地名。
実はここまで扱った地名は、筆者が既に知っていたり、気になっていたりしたものばかりである。しかし、最後の2問は、問題を作るにあたって、色々と調べた結果、今回初めて知ったものである。
実は、ここは鳥取市内。しかも中心市街地から4キロほどしか離れていない。しかし、写真を見てもらっても想像がつくように、結構な山の中という感じである。多分、地名に興味をもたなければ、訪れる機会はなかなかなかったかもしれない。地元の人以外にとっては、かなりの難問であるが、読めるだろうか?
そして、とうとう第10問。これが、最後の問題である。
どう読むのか、全然想像がつかない…
ここは、鳥取市の鹿野町。実はここへ行くのは難しいかな、と思って問題に出そうかどうか迷っていたのだが(ちなみに、今回の写真は全て私が現地に行って撮影しています)、たまたま別の用事で近くを通りかかった時に、この看板を見つけて、とっさに撮影したものである。
これ本当に地名?と言いたような、漢字が並んでいるが、正真正銘の地名である。ヒントとしては、言われてみると、「あ〜なるほどな」という人もいるかもしれないそんな読み方である、ということ。意外と正攻法に読むと正解になるかもしれない。
では、お待ちかねの解答編です〜!!!
さあ、いくつ読めただろうか?では、これ以上待たせて読者を怒らせてもいけないので、早速、解答編にいくことにしよう。
①郡家→こうげ ②晩稲→おくて ③千代水→ちよみ ④八束水→やつかみ
⑤樗谿→おうちだに ⑥倭文→しとり ⑦小沢見→こぞみ
⑧野花→のきょう ⑨小西谷→こざい ⑩乙亥正→おつがせ
最近は、キラキラネームなんかが話題になって、「漢字の読み方が乱れている!」なんてお怒りになる方々もおられるが、上記のような地名を見ていると、キラキラネームなんて目じゃないという気もしないではない。
また、実は今回の問題に出したのは、鳥取の東部地区(鳥取市内から湯梨浜町周辺まで)で、中部や西部地区にもまだまだ読み難い地名がたくさんあるので、機会があれば第2弾も作ってみたい。
いずれにせよ、地名については、まだまだ面白いネタが色々ありそうなので、今後も注目していきたいところである。なお、鳥取の難読地名や面白地名についての情報も、随時募集中なので、情報をお持ちの方は当サイトまで、ご連絡頂けるとありがたいです。