取りあえず何か書く

ツイッターやブログで何度も書いているので、ご存知の方もあると思うが、ここ1年半程、体調不良に悩まされている。体調不良といっても、不治の病とかそういうものではなく、明日死ぬみたいなことがある訳でもない。原因もよく分からないが、とにかく調子が悪いのである。

症状については、別の記事に書いたので、ここではあまり語らない。ただ、ここのところ少し変化が見えてきたので、そのことを書いておきたい。といっても、病状が良くなったという訳ではない。否、全く良くなっていないとも言い難いのだが、取りあえず症状的には変わっていない。

ただ、気候が良いせいか、それとも薬のせいか(自律神経の働きをコントロールするために、精神科の薬を処方されている)、体調が悪いにも関わらず、妙に前向きなのである。著作が地元紙に紹介されるなんてことがあったせいか(このことは、またどこかで書きます)、何となくポジティヴな気持ちだけはあり、前向きに何かをこなしたい思いが出てきている。

といっても体調は悪いままなので、複雑な思考などはままならず、研究活動も一向に進まない。できるのは、料理や掃除や買い物や散歩といった単純作業ばかりであり、(これはこれで大切かつ前向きなものであるが)研究者的には、あまり生産性のない毎日を送っている。

体調そのものについては、あまり楽観的になれないのだが、この「前向きさ」は大切にしたい。本編の記事を書くというのは、今のところちょっと難しい(とはいえ、急にやる気が出るかもしれませんが…)けれども、このようなブログ記事なら、何とか書けそうである(実際、この文も10分足らずでここまで書いている)。

せっかくのポジティブな勢いを無駄にしないためにも、このブログページを使って、「取りあえず何か書く」ことを続けてみたい。学生にも「やる気が出ない時は、取りあえず何か作業すると良い」とアドバイスしたので、自分でも実行してみたいと思う。


 © 小笠原 拓 2015