最近、という訳ではないのかもしれないが、結構な頻度で物をなくす。といっても、完全になくなったという訳ではなく、しばらくすると出てきたりするから始末が悪い。
なくし方にもにも色々なパターンがある。一つは、置き場所を変えたために、どこにいったか分からなくなるパターンだ。テーブルの上の書類を、ちょっとしたきっかけで別の場所に移した結果、後でどこにあったか分からなくなってしまうということは少なくない。
二つ目のパターンは、直前まで使っていたものを忘れてしまうパターンだ。さっきまで書類を書いていたのに、ちょっとしたことで作業を中断させた結果、数分前に使っていた万年筆のありかが分からなくなってしまう。これはちょっと怖い。
三つ目は、以前に何となく購入したり、残しておいたりしたはずのものが、いつのまにか、なくなってしまうというパターンである。「確か買っておいたはずなのに…」とか「まだ残っているはずなのに…」と考えながら部屋を探し回ることほど、イライラすることはない。
結局、歳をとって、覚えていることができる許容量がどんどん減っているのだと思う。もう若くはないということを自覚して、シンプルな生活をしなければと思う今日この頃である。