鳥大生、自習室からの卒業(白根裕也)
公開日:2016年3月31日


4年って意外と早いな…

立つ鳥、跡を濁さず

卒論発表が終わり、約1か月がたちました。卒業旅行に行く人、引っ越しを済ませた実家に帰った人。思い出づくりと環境の変化に日々追われている毎日をお過ごしの皆さん。何か忘れてはいませんか?


これは一体誰のもの…?


生活感あり過ぎ…

…そうです、地域教育学科4年生の皆さん!私たちの憩いの場?(と言っていいかわからない)自習室がほぼ放置状態なのです!

卒論を書くのも、教採の勉強をするのも、就活の勉強をするのも、多くの人がこの部屋を利用しました。このまま後輩の方たちに使ってもらうのは大変、心苦しい。「立つ鳥、跡を濁さず」ということで、散らかした4年生たちで集まって、大掃除しようということになりました。

という訳で、今回は、その様子をレポートしたいと思います。(鳥大生ということ以外に、あまり鳥取成分はありません。ご了承ください。m(_ _)m)


まずはメンバー集めから

まずは、メンバー集め。忙しい中12人の方に集まっていただきました。ご協力感謝します。


私の人徳、ではなくて、皆んなの優しさのお陰で12人も集まりました!

まず、何からしたらいいかと思い、みんなで自習室の机を運び出すことに。運び出してみると、机があった床がとても汚い。みんながいかにこの場にいたかってことですね。


せっかくなので、徹底的にやります!

皆で床を磨きました。「激◯ち君」の力は偉大でした。あんだけ汚かった床がみるみるきれいになっていきます。

 
床磨き。激おちくん一袋を使う大掃除。

窓ふきと、ホワイトボードもしっかりと掃除しました。さらに、棚の中にあるものも、いるものを残していらないものは捨てるなど整理整頓を進める。

 
棚の整理整頓。BEFORE(左)とAFTER(右)

なんだかんだ、みんなで協力しながら約1時間。頑張って掃除をした成果がこちら。


無駄な物はほとんど取り除かれ…


床も随分とキレイになりました。(向こうのテーブルに毛布が残っているのはご愛嬌)

なんということでしょう。見違えるくらい、きれいになったではありませんか。12人の匠によって生まれ変わってしまいました(つまらないギャグすいません)。


自分たちの存在を残したい!!

これだけキレイになったこともあり、いろいろと感慨深い気持ちになってきました。キレイになった自習室で、今までの思い出を振り返るうちに、何か思い出を残したくなった私たちは…


思い出を振り返る。こうしてみると楽しそう。

 
入学式と研修の集合写真。あれから4年・・・

じゃじゃん!!1年生の時に撮った写真を飾ることに。改めて、時がたつ早さを実感。みんなが若い。おもわず爆笑。これからの後輩のために先輩たちはここから、あたたかく見守っています。(って、少し気持ち悪い??)

今回、こうしてたくさんの人に声をかけて集まって、掃除をする。いつもなら何気ないことかもしれませんが、何とも言えない寂しさと仲間に対する思い入れのようなものを感じました。

床を磨きながら、こうしてみんなで集まって何かをすることはもうないのかなと思うと、すごく寂しくなったのです。でもこうやって声をかけてたら、集まってくれる皆んなに出会えたことが一番の“学び”かなと思いました。

ひょっとして僕、ちょっといいこと言ってますかね?(想像以上に、感傷的な気分になってしまいました…)


最後に…

自習室の掃除がこんなにもいい思い出になってよかったなと思います。しかし、定期的に掃除しないと、こんな風に大掃除をしなければなりません。後輩の皆さん、ご利用は計画的に!(ってまたつまらないギャグを…)

最後になりましたが、24年度卒業のみなさん、卒業おめでとう。また、みんなで集まれることを楽しみにしています。


記念品の贈呈。これからも使われていくことでしょう。

 

 © 小笠原 拓 2015