はじめに
筆者が所属しているサークルである、鳥取大学マンドリンクラブは、2025年12月14日(日)に定期演奏会を開催した。天気予報を見て天候が悪いという情報を手に入れていたので、「雪さえ降らなければいいな…(雪になった場合が面倒だから)」みたいなことを考えながら当日まで練習をして過ごしていた。
というわけで、少し長くなるかもしれないですが、是非読んでください。

今回のポスター 2年生の子が描いてくれました
事前準備
定期演奏会は、実は開催の1年以上前から動き始める。まずは会場取り、次に日程取り。2024年12月初旬には2025年12月14日開催が決定していた。その当時は、鳥取市文化ホールで開催する予定だった。
2024年12月22日に第66回定期演奏会が行われた。その時に、見に来てくださった方から一つのメッセージが。要約すると「来年(第67回)の定演に賛助として出演したいです。可能でしたら、一緒に演奏できませんか?」とのことである。これは素晴らしい、是非やろうと同期で話し、賛助の方とのやり取りが始まった。
2025年の夏ごろ、「さて定演の準備を始めようか…」と思っていた時、鳥取市文化ホールさんから電話が。「鳥取市文化ホールの冷暖房が故障しまして、修理の為使うことができません。代わりに鳥取市民会館大ホールを取りました」とのことである。今まで鳥取市文化ホールで行っていたため、会場が変わるということは、「テンプレがなくなる=仕事が増える」ということである。私は正直嫌だなぁと思いながら準備を進めた。
鳥取市民会館も工事中で一部の駐車場が使えない、14日は私たちの定演だけではなく、他にもイベントを行っている、控室が少ない、など様々な問題を抱えながら資料を作り、定演を迎えることになった。
前日準備(13日)
13日は会場入り。天気は晴れていて凄く安心した。大学の部室から荷物や楽器をトラックや車で運び出し、出演者は基本的に汽車と徒歩で会場まで向かう。天気が良いため機嫌のよい部員が多くいた。会場に向かう途中でクリスマスツリーを見つけて写真を撮っている後輩もいた。
会場では各ステージの椅子の位置などを確認し、次の日に向けた全体ミーティングをして解散した。
当日(14日)
朝6時30分までに起床、7時30分に鳥取大学前駅に集合という朝早いスケジュールで1日がスタートした。朝早すぎて眠いと言いながら部員の起床確認を行った。私は、緊張などで寝れなかったため、2時間半睡眠で挑んだ。
幸いなことに家を出た7時15分ごろは雨が降っていなかったが、今にも雨が降りそうな天気…。何とか8時30分ごろに会場に到着し、直前通しリハーサルを行った。練習は最後になると思い、懸命に頑張った。自分は舞台でしゃべることもあったため、その練習も行った。
12時頃から着替えやメイクを整え、本番前ミーティングをし、12時20分ごろから各パート、調弦(弦の調律のこと)を行った。

本番直前になぜかじゃんけんをする同級生たち
13時に開演。今回はステージが多いということもあり、例年より1時間前倒しでスタート(例年は14時開演)。音楽を文字で表現することは難しいが、自分なりに書いてみる。実際の曲は、YouTubeなどに上がったりしているのを聴いてみてほしい。
<第1ステージ>
・交響的間奏曲「出航のアルバ」 作曲:堀雅貴
アルバという言葉は「夜明け」という意味。緩急のある曲で演奏会を始めるにふさわしい曲ではないだろうか。海を感じることもできる1曲。この曲に関しては作曲家の堀さんに実際にお会いして曲のイメージなどを伺った。
・めぐる季節 作曲:高橋太志
春→夏→秋→冬→春という季節の巡りが曲の中で構成されている。温かい春、さんさんとした夏、涼しそうな秋、日本海側の天気のような豪雪が感じられる冬、そして巡り巡って明るい春へ。高音のメロディーに低音がリズムを刻む、圧巻の1曲。個人的には季節の移り変わりで低音がメロディーになるのがすごく好き。

温かみのある楽曲の多い第1ステージ
<第2ステージ>
・ゲームメドレー(2025鳥取大学マンドリンクラブver.) 編曲:遠藤秀安
私にとっては知らない曲が多くあった。演奏した曲は全部で10曲。1985年から2020年までに発売されたゲームの曲を集めている。
スーパーマリオブラザーズ 「地上BGM」/スプラトゥーン「シオカラ節」/モンスターハンター「英雄の証」 / UNDERTALE 「MEGALOVANIA」/大乱闘スマッシュブラザーズ「命の灯火」 / ゼルダの伝説 「メインテーマ」 / あつまれ どうぶつの森「オープニングテーマ」/ポケットモンスター 「めざせポケモンマスター」/星のカービィ 「GREEN GREENS」 / スーパーマリオブラザーズ「ゲームオーバーBGM」を演奏した。
私は、2曲しか知らなかった…。モンスターハンターの「英雄の証」は変拍子で楽譜の解読に苦労したが、一番楽しく弾くことができた。しかし、全体的に練習に苦労した。

みんなコスプレしてる第2ステージ
<1年生アンサンブルステージ>
・いのちの記憶 スタジオジブリ映画「かぐや姫の物語」主題歌
私は曲自体は知らなかった。1年生の初々しい演奏が聴けるステージ。みんな頑張ってるなぁと親になったような気分で聴いていた。

心が洗われる気がする1年生ステージ
<OBOGステージ>
・AZZURRO 作曲:丸本大悟
OBOGさんで構成されているステージ。ほとんどが鳥取県外の人で、練習の時に人を集めるのも多分大変だっただろうに、凄く完成度の高い演奏で、いつか弾いてみたい曲の1つになった。

迫力がすごいOBOGステージ
<第3ステージ>
・ 残された時間 作曲:末廣健児
選曲会の時から私がゴリ押ししていた曲。楽譜自体は簡単に見えるものだが、合わせるのが難しかった。故人への曲になっており、コントラバスソロが故人へあてた鎮魂歌となっている。自分にとって責任が重大な曲で、私が一番練習した曲と言っても過言ではない。暗い曲調が目立つが、中盤から終盤にかけて光が差し込むようなマンドリンの音も印象深い。
・ 星のしずくー空への扉ー 作曲:丸本大悟
宇宙や空をイメージした曲になっており、きらびやかなマンドリンのメロディーが特徴的。それぞれのパートにソロがあり、星を感じさせるものも多くあった。曲の終盤では、大きな音で会場を魅了できた(はず)。
・アンコール 100万年の幸せ!! 編曲:遠藤秀安
明るく定期演奏会をしめくくろうと選ばれた。楽しみながら演奏できた。
・鳥取大学学生歌
幹事長が挨拶をする。めちゃくちゃ緊張して少し間違えた…。ここだけの話、実は学生歌は演奏できるけど歌詞は知らないという…。

人数が多い!圧巻の第3ステージ
どのステージも素晴らしいものになったと思うし、選んだ曲に後悔はない。賛助の方も入って、厚みのある音が出たのではないかと思う。
※写真は全てリハーサルのものになります。
打ち上げ
打ち上げは、鳥取駅の近くのCafé sauceで行われた。引退する3年生にプレゼントを渡したり、3年生は一言喋ったりする。私も何を話したのかは覚えていないが、何かを話した。しかもトリを任されるという責任がなぜかオプションでついてきた。
私は、入浴剤や好きなポムポムプリンのグッズなどを貰った。かわいくてなかなか使いにくな~と思っている最中である(笑)。準備してくれた後輩、ありがとう。
同じパートの先輩や後輩から手紙も貰い、家で号泣しながら読んだ。
ご飯はいつも通りおいしかった。でも、チーズ料理が多くてあまり食べれなかったのが心残り…。

いただいたプレゼント、後輩ちゃんたちありがとう♡
おわりに
この定期演奏会を持って、私は引退した。9年間のコントラバス生活も終了となった。しめくくりにふさわしいソロをやったり、挨拶を読んだりとこの定期演奏会では重大な仕事をした。将来に活かせればと思う。
何かをやり遂げる経験は、自分にとっては大きい。それは好きな物であれば尚更。中学校1年生の時にコントラバスと出会えてよかったと思う。まさか大学入ってまで続けるとは自分では思わなかった。私、めちゃくちゃ飽き性なのに(笑)。中学生の時にじゃんけんで負けてコントラバスになったことを最初は後悔していたが、今となっては得意と言えるものにまで成長できた。楽器をやってきてよかったな~。
来年も一応、第68回定期演奏会に出演する予定なので、是非見に来てください。
おまけの写真↓

舞台袖に5台並んでいるコントラバス。ちなみに全て違う種類の楽器。私が演奏していた楽器は左から2番目。5台並ぶのはこれ以降ないと思われる。
