はじめに
音楽の歌詞には色々なストーリーや思いが乗っている。またミュージックビデオによって内容が補完されたりする。しかし、それを全部まとめて考察すると難しいので、抜き取った歌詞の一部だけを“詩”として考察してみる。詩という体裁にすれば、どんな読み方をしても許されるだろうという思いもある。
-米津玄師「アイネクライネ」(2014)

小学校の時からずっと聞いている米津玄師の曲。
あなたと出会えた喜びと同時に「いつか終わるんだろう」という不安が描かれている。幸せな思い出が積み重なるほど、やがて訪れる別れを意識してしまう。今ある幸せな思い出が、別れた時の気持ちを育てる(大きくしている)という、ネガティブだが現実的で、別れた時のダメージを少なくしようとするためにそう考えるようにしているのかもしれない。
-RADWIMPS 「O&O」(2016)

自分が1番好きなアーティストの内の一つ、RADWIMPSから。有名な曲では無いですが、好きな曲なので。
雲の形が変わっていくことは自然なことであり、信号が青に変わるのも当然である。しかし、僕にとっては君を中心に世界が動いていると感じている。また、君によって日常生活が奇跡のように思える。君が唄えば(話せば)、世界が変わっていく(自分も彼女に影響されていく)。君を思えば、信号待ちの時間が一瞬のように思えてしまう。もちろん野田洋次郎(RADWIMPS)の世界線では、花が咲くのは君のためである。
-Tele 「残像の愛し方」(2025)

大学に入ってから激ハマりしたTele。ぜひライブに行ってみたい。
もっと一緒にいたかったが、叶わなかった。まだ、自分の気持ちが、不完全燃焼のように残っている。「揺らぎながら」とあることから、その気持ちに強弱がある。その人がつけていた香水を感じたときや、ふと思い出したときに。「尾を引いて、引いて」と繰り返していることから、直近のことではなく、少なくとも数ヶ月前であろう。昔の彼女の姿が残像として残っており、完全には気持ちの整理がついていない。どうすれば、「これでよかった」と思えて、あの日々を愛せるようになるだろうか。
-おいしくるメロンパン 「look at the sea」(2017)

もう約10年前の曲というのに驚き。
出だしの3フレーズに共通しているのが、どれも相手をどうこうしたいというものではなく、一方的にあなたの行動を受け取りたいだけというものである。「吞む」「吸う」「噛む」。水分をとること、息を吸うこと、食べることは生きる上で必要不可欠である。それだけ「あなた」が居ないと生きられないとが表現されている。
髪は数え切れるものではない。それだけずっと一緒にいたいということ。そして、彼女の「歪なあざ」という綺麗ではない部分も愛している。一般的に美しくないと思われるものも、好きな人だと愛おしく感じる。
サビで「海を見て、花を見て、鳥を見て」と、自分を見て欲しいとは言わない。むしろ自分を見て欲しくない。あなたと一緒にいること(付き合っている?)が出来ているが、失うのが怖いから自分の欲求を出せないでいる(〇〇したいとは言わない)。そして、自分を見て(本当の醜い自分を知って)幻滅して欲しくない。綺麗なあなたと綺麗ではない自分。だから、「醒めないでいてね(この現実に気づかないで)」と願っている。
-いよわ 「散歩の邪魔」(2025)

この曲で使われている「あなたが〇〇ならあたしは〇〇だよ」という表現を抜き出してみた。
あなたがカーテンなら、あたしはそれを動かす風である。
あなたがオムレツ(を選ぶ)なら、あたしはカレーライスを頼む。お互いにシェアするために自分は別のものを頼んだ。それか、彼がカレーライスと迷っていたのかもしれない。また、口が汚れる食べ物をお互い遠慮なく注文できる関係性であることも読み取れる。
カーテンは風で動くし、狂ったコンパスはマグネットで直せるし、イヤホンは音楽があってこその物である。「あたし」と「あなた」は一緒に居てお互いが成り立つ。
終わりに
・一部分だけを抜き取って読み取るのは、気軽でやりやすかった。
・他の人がしている考察を調べてみると全く違う捉え方をしていて面白い
・次は詩や短歌の考察をしたい
