アメリカについての記事ですがアメリカで撮影した写真はこれが最初で最後です。
唐突にアメリカに行った理由…
ツイッター(@choukanbo)をこまめにフォローして下さっている方は気づかれたたかと思うが、3月に仕事でアメリカに行った。学部主催の「北米スタディツアー」に引率者の一人として参加する事になったのだ。
正直、スケジュール的には一杯一杯で、行く前はちょっと憂鬱な部分もなきにしもあらずだったが、行ってみるとアメリカという国の面白さや、同行した学生や同僚の意外な一面なども見ることができて、とても貴重な体験になった。
今日はその時のことについて書いてみたいのだが、ほとんどアメリカの写真は出てこない。というのも、アメリカでとても印象に残った「ノベルティ」について書いてみたいと思ったからだ。
アメリカ人はノベルティ好き?
ノベルティといえば、企業や団体などが自身の宣伝を目的として作る小物のようなもので、ラジオ番組のステッカーとか、企業のロゴが入ったボールペンとか、私たちの身近にも色々存在している。
大学でも、最近はこの手のノベルティの作成に力を入れている。噂では「オープンキャンパスで配るノベルティの質で、その年の受験倍率が上下する」なんてことも言われるぐらいだ(ホントかよ?)。ただ、こういうことに凝るのは、日本人の特性なのかな〜と、漠然と思っていたりもした。
しかし、いざアメリカに行ってみると日本に負けず劣らずというか、むしろ日本以上に色々な場面で凝ったノベルティに出くわすことが多かった。例えば、このお弁当箱は、訪問先にあった日系アメリカ人をサポートするボランティア活動を行っている団体のものである。
真ん中に団体のロゴを配したデザイン。色も緑とグレーでオシャレ。
そもそも、NPO団体がノベルティを作るということ自体が、あんまり自分の中になかったのだが、それにしてもカッコよすぎるでしょう。これを見て、アメリカ人は想像以上にノベルティ好きではないか、という疑惑がムクムクと頭をもたげてきたのだ。
色々な場面でオシャレなノベルティが…
他にも色々なところで様々なノベルティに出会った。面白かったのは、(最近は日本でもそうなのかもしれないが)、そもそもノベルティなんかをわざわざ作るのかというような組織や団体でも、かなり凝ったノベルティを作っているということである。
まぁ、本屋さんが出すしおりぐらいは分かるが…
カリフォルニアで一番有名な本屋 Ctiy Lights Books のノベルティ
ステッカーは有料のものだが、さっきのお弁当箱に負けず劣らずカッコいい。ちなみにこのデザインはアメリカの有名な詩人・アレン=ギンズバーグの著作の表紙をモチーフにしたものである。
しかもここに挙げている本屋さんは、いわゆるチェーン店のようなものではなく、全て「街の本屋」といった佇まいの書店ばかりである。書店流通の仕組みの違いもあるのだろうが、独立した店舗でも、こういったノベルティを作って、自分の店をアピールしているというのが面白い。
とはいえ、書店でしおりやステッカーを配ったり販売したりするのは、まぁ分からないでもない。しかし教会でうちわを配ったり、政治的な運動団体でステッカーを配るというと、ちょっとビックリする。
教会でもらった「うちわ」
LGBTの権利保護を訴える団体が作っているステッカーとピンバッジ
繰り返しになるが、「日本でもそういったものは今では当たり前だ」という意見は当然あるだろう。しかし写真を見ても分かるように、宗教色や政治色より単に「オシャレでかっこいい」というのが前面に出ている感じがしないだろうか。
ちなみに、LGBT団体が出しているステッカーのデザインは、記号の「=」(イコール)から来ている。すなわち全ての性的マイノリティの人々が「平等に」扱われるような世界を目指しているというメッセージになっているのだ。主観的な感想ばかりで申し訳ないが、ちょっとカッコよすぎると思う。
自分でも作ってみたい!!
こういうのを見続けていると「自分でも作ってみたい」欲が出てきてしまうのが、私の悪い癖である。こうやって、時間がない時間がないと言いながら、さらに自分の首をしめるのである。でもやっぱり作ってみたい。
そういう訳で、時間がないので現時点で公開することはできないが、とりあえず私も何らかのノベルティを作ってみることにした(って書いたのでもう引っ込みがつかない)。
どんなノベルティかは近々公開するので、それまで待っていて欲しい。ただ、どうしても早く知りたいという人は(いるのか?)、先日の記事で紹介されていたイベント「トットリヒトハコ」に私も店主として参加するので(店名は「BOOKS 腸感冒」)、そこに見に来て欲しい。
ヒントはこれ。また良からぬものを買ってしまった…
《お知らせ》
本文にも書いたように、4月30日(月・祝日)、「とっとり出合いの森」で開催される一箱古本市イベント「トットリヒトハコ」に店主として参加します。いろんな本&秘密のノベルティを用意してお待ちしていますので、時間のある皆さんは、ぜひご参加ください。お待ちしております。詳しい情報については、以下のウェブサイトをご覧ください。
トットリヒトハコ https://tottorihitohako.blogspot.jp