樗谿神社のパンまつりに行ったらそこはコミケ会場だった⁈(てらがき@ゆき)
公開日:2017年4月11日


パンの祭典、開幕!!

 なぜパンまつりに行くのか

今年で5回目の開催だという「とっとり春のパンまつり」に行ってみた。去年も行こうとしたが、開催日時を勘違いしていて行きそびれていた。

すごくパンが好きなわけではないが、去年行けなかった記憶が消化不良となり、無性に行きたくなった。

ついでにお腹がすいていた。ついでに県外の大学を卒業して鳥取に帰ってきた妹と一緒に行くことにした。(←どんだけ、「ついで」を強調するんやと自分に突っ込む。)

 

パンにたどりくつまでの道のり

パンまつり当日。鳥取にしては珍しく快晴。場所は樗谿神社。樗谿公園があり、神社はその奥だ。

公園までは茶道部(大学時代)で茶会を開く「梅鯉庵」という貸し施設があるので毎年行っていたが、神社のほうはどんな様子だったか記憶にないくらい昔に行ったことがあるくらいだ。


この辺までの風景が私の中の樗谿

同じ道筋には「やまびこ館」がある。妹が「懐かしい!!」と叫ぶくらいには随分行ってない。多分小学校の社会科見学とか以来入ってない。

何となく予想はしていたが、このイベントに乗っかって「休憩にどうぞご利用ください」という看板が掲げてあった。しかもお茶のサービスもあるようだった。

会場に近づいていくと、店の配置図が描かれている紙をスタッフから受け取る。

そこで、なぜか列に並ぶよう促される。「パン買うのに列に並ぶのか…」と、なんだか私のイメージと違うことが起きている。

   
妹に「なんだかコミケみたいだね」とか言いながら行列に従う。

これは、いわゆる並んでいる間にお目当ての売り場の位置をチェックし、会場に入ったと同時に一目散に並びに行くコミケ会場を連想してしまう。

鳥取で東京ビックサイト(日本最大のコミケ会場)にいる気分になれるとは夢にも思わなかった。(そんなことを考えるのは多分私たちだけです。)

会場というか、神社の門を抜けると、人、人、人。家族づれや若者、シニアの方などでにぎやかだった。「鳥取にこんなに人いたっけ?」と定番の自虐を言わずにいられないほどの人だ。

勝手に浜村のオーガニックマーケットのような雰囲気を想像していたのだが、見事に覆された。

ちょうど私たちの後ろを歩いていたカップルの会話が、女「めっちゃ人いるじゃん。もっと静かな感じと思ってた」に対して、男「ここはそんなのんびりした場所じゃねーんだよ」だった。

私も彼女と同じような感じを想像していただけに、すでにちょっと帰りたくなった。(※筆者はかなり極端に人混みが苦手です…) 


鳥取にもこんなに人はいるんだ…

とにかくどんなパンが売っているか見てみようと、人の波をかいくぐり、店頭をちらっと見てはラインナップをリサーチし、並ぶ店を探すこと何回か。

すでにひとつひとつの店(という名のテント)には行列ができていて、もはやどこの店の列なのか不明確である。恐るべし、パンの集客力。


パンまみれだから余計に…

チラシを見たり店頭を見たりしたが、これだけパンに囲まれると、パンまつり初心者の私には何を選んだらいいのかわからない。

そういえば、行列の前に並んでいたお姉さんが、自分で書いたであろうメモを持っていた。あれは恐らくだが、どの店にどのパンが売っているか事前調査したメモに違いない。ますますコミケ感が濃くなったと勝手に感動する私。(感動のポイントが皆様と若干ズレていることをお詫びします。)

結局、最初に食べたのはコロッケであった。コロッケは間違いなく美味しいという経験値の賜物だ。実はパンまつりとはいっても、パン以外の食べ物も結構あった。(ケーキ、パスタ、惣菜などなど) 


パン世界戦?に一筋の光が差し込んだことで、元気を取り戻すてらがき@。

 

パン行列、克服?

コロッケで小腹を満たし、妹と手分けして気になる店に並んでみた。

私は最初の店だけで1,200円分ほど買ってしまった。

どれもおいしそうというより、後ろに並ぶ人の「早くしろよ」というプレッシャー(私が勝手にそう感じただけ)に耐えられず、とりあえず名前で味が想像できるものを買ってみた。

せっかくなので、青空の下で買ったばかりのパンを食べてみた。朝ご飯を食べずに行ったのでふつうにおいしい。というか、おいしくないわけがない。

 
これこそ青空市場の醍醐味(?)


パンまつり参戦後の感想

・人がすごくたくさん来ていた。ほんの一瞬、東京ビックサイトかと思った。(偏った個人の感想です。)

・何やかんや1時間半滞在していた。効率的に買うには、やはり下調べが必須ということだろうか。個人的には、苦労して巡り合ったコロッケとの出会いが印象的だった…

・少食なので、宮田♪君のような食いしん坊な記事には、残念ながらならなかった。食べたパンは、手作りのせいか中身もぎっしりで、私にとっては、完全に食事だった。(家に帰ってから次の日の朝にかけて2、3個食べたが、一向にお腹がすかななかった。)

・年1回開催だからなのか、とにかくエネルギーがあふれる場所だった。(これもコミケとの共通点?)

・と、思って後で調べて見たら、このイベントは、何と今年で最後の開催だった!!来年行けないのは、大変残念だが、最後に参戦することができてよかった。


撮影日 2017年4月2日
撮影場所 鳥取市 樗谿神社


 © 小笠原 拓 2015